YANO'S BLOG
自分の目指すべき高みとは?
2018.05.01 メルマガバックナンバー 夢を叶える 一流人の思考
自分の業界のトップの人と触れ合うこと。
 
これは、誰にとっても重要なことだと
思います。
 
安藤忠雄さんに関しては、建築業界でも
賛否両論があります。
 
私は、安藤忠雄さんが世の中に
インパクトを示したという点では、
本当にすごいと思っています。
 
そして、どんな年齢であろうとも、
自分がその業界でやっていこうと思うのなら
ナマで、業界のトップの人と会って、その人と
直接話ができる機会を作ることをオススメします。
 
「自分なんかが会える訳が無い・・・」
 
もし、あなたがそう思うのなら、
それは違います。
 
誰でも、それを思い続け、実際に行動に移せば
会うことは可能です。 
 
「○○さんと会う方法ってないかな?」
 
周りの人に聞き続ければいいのです。
 
私の場合は、20歳の時に安藤さんに会ったことが
33で独立する時の一番の動機になりました。
 
一般的にも、だいたい30歳くらいになると
今までやってきたことの延長上で仕事をして行く
ことに、倦怠感が出ます。
 
その時に、それを感じないように、感じないように
すると、あっという間に、10年、20年と経って
しまいます。
 
それが良い悪いではないのですが、
幸運を引き寄せて、自分らしいライフスタイルを
送っていきたいのだったら、その時の倦怠感を
麻痺させるのは、オススメできません。
 
30歳の頃
 
「安藤忠雄さんの人生の高みはあの高さだ。
果てしなく高い。それに対して、自分が
今の延長上で、生きていっても、全然高さが
及ばない。」
 
「本当に今のままでいいのだろうか?」
 
「死ぬ時に、俺の人生本当に幸せだった
 と言えるのだろうか?」
 
とかなり自問自答しました。
 
「よし、安藤さんと同じ山の高みに行くのは
無理だけど、自分は自分なりの高みに
行くことに挑戦しよう!」
 
そう結論を出しました。 
 
今から20年前ですが、
「建築が人を幸せにするかどうか?」
という議論は、世の中に全くありませんでした。
 
そう、このテーマが世の中から
ごっそりと抜け落ちていたのです。
 
「どうにかして、建築、特に住宅が
人を幸せにするためにどうすればいいかを
探求したい。実践と検証を繰り返して
その分野を極めることで自分なりの
高みを目指そう」
 
そう思ったのです。
 
それから20年。
今でこそ、子供部屋で勉強させることが
どれだけマイナス要因が多いかなどが
メディアでも取り上げられるようになって
きましたが、ある意味、手前味噌ですが
時代がようやく追いついてきた実感があります。
 
それもこれも、
「自分なりの人生の高みってなんだろう?」
と、考えるきっかけをもらえたことが
大きかったと思います。
 
今でも
「自分の人生の高みはどこまでいけるだろうか?」
と日々考えながら過ごしています。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。