YANO'S BLOG
いつまでも青リンゴであれ〜安藤忠雄講演会での気づき〜
2018.11.29 メルマガバックナンバー 夢を叶える 一流人の思考 人生に変容を起こす
先日、建築家の安藤忠雄さんが
大阪で講演すると聞いたので、
すぐに申し込みました。
 
200名の席が見事に1日でキャンセル待ち。
 
安藤忠雄さんは、今では世界のANDOと
呼ばれる建築家で、TVなどにもたまに
出てきます。
 
関西弁で、独特の視点で話をする
彼の話に魅了される方はとても多いですね。
 
以前にもお伝えしたことがありますが
私は、大学生の時に、安藤忠雄建築研究所で
40日間オープンデスクをさせてもらった
ことがあります。
 
オープンデスクというのは、
学生の設計体験ができるアルバイト
みたいなものです。
 
全くお金が出ないオープンデスクも
他の事務所ではありましたが、
安藤事務所では、交通費から全て
支給してくれたのを覚えています。
 
その時は、梅田の事務所の地下2階で
ひたすら模型を作っていました。
 
今から30年以上前です。
 
オープンデスクをしたくて電話するも
「今は間に合っています」
と言って、担当者から断られました。
 
でも、諦めきれずに翌日
「今日は、空きが出ていませんか?」
という感じで、毎日電話して2週間。
 
「しょうがないから来い」
 
と言ってもらって、そこから
オープンデスクにもぐりこみました。
 
今でいうと、ストーカーのような
エネルギーかも知れませんが、
 
その当時は、自分の人生でこれだけは
外したくないという思いも強かった。
 
今回の安藤さんの講演会で、スライドで
青リンゴが出てきました。
 
この青リンゴを見せながら安藤さんは
 
「20代というのは、誰にとっても
青リンゴのようなもの」
 
「これからの人生に夢を描いて
自分の可能性にかけてみようとする」
 
「しかし、40、50歳となれば、
みんな赤く熟したリンゴみたいになって、
あいつも丸くなったな〜」
 
「そんな風に言われたら人生はおしまい」
 
「人生は、ずっと青リンゴのように
常に、自分の可能性にかけ、
夢を描くことが重要」
 
と言いました。
 
安藤さんは、この数年で何度も大手術をして
普通なら、引退するぐらいの状況なのに
世界中から、引っ張りだこで、それに
対して挑戦し続けています。
 
「僕は一生青リンゴ」
 
30年前のことを思い出しながら
そういう安藤さんの生き様から
たくさん刺激をもらいました。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。