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中国新聞のセレクトにコラムが掲載されました
2019.07.26
お知らせ
家づくり成功のツボ
2019年7月23日に中国新聞のセレクトにコラムが掲載されました。
原稿を新聞社に送った時、「新聞に合わせて文調があるので」ということで、編集されて原稿が帰ってきましたが、新聞で活用される文調を興味深く見ていました。
今回のブログでは、新聞の文体と合わせて、私が当初原稿で書いていた記事も下記に掲載するので合わせてご覧ください。
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「あなたは住んでいる家のことが好きですか?」と、仕事柄講演会の時に参加者によく尋ねる。
「そんなことを考えたことがない」という人も多い。「え!好きじゃない家に住んでいる人もいるの?」という人もいる。実際家が好きな人には、健康でビジネスもプライベートも充実しているケースが多い。
活躍している著名人にインタビューすることがあるが、例外なく家のことが好きだ。住んでいる家は、第3の皮膚とも言われる。第2の皮膚は衣類だ。直接肌につける衣類は、その人に直接影響する。そして、住まいは自分や家族を包み込む皮膚だ。好きな場所で過ごすのか、嫌な場所で過ごすのか、考えてみれば当然のことだが、好きな場所で過ごして、そこで睡眠を取れば、体は活性化する。
そして、住まいは習慣を形作る。「子供がTVばかり見て困ります。どうすればいいですか?」という質問を受けることも多い。あなたならなんと答えるだろう?私は「リビングはTVを快適に見るためにデザインされているケースがほとんどだから、TVを見たくなるのは当然。
環境が人の無意識に作用して習慣を作っている」と答える。
TVを見過ぎないようにするには、部屋からTVを無くす、リモコンの電池を外しておく、画面に布を被せて、TVを見るのが少し面倒なくらいにすることがポイントだ。
「ダイニングテーブルの上にいつもお菓子が載っている家庭では、標準体重よりも多い」など、個人的に
検証している母数は数十程度しかないが、無意識に手を伸ばしてお菓子を食べてしまうというのも住まいと
いう環境が働いている結果だ。
あなたの習慣に何が無意識に働いているかをぜひ見つめて欲しい。そして、家のことが好きかどうか考
えたことがなかった人は、一つでもいい、家の好きな場所を探してみよう。きっと居心地が変わるだろう。
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家と家族の幸せとは
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。