なぜ、エアコン嫌いが多いのか?エアコンを快適に感じる対策法とは?
2019.07.29
エアコン
※この記事は2018年7月2日に書いたものをブラッシュアップして再掲載したものです
今回からエアコンの話をします。
あなたは、エアコンが得意ですか?
苦手ですか?
エアコンがないと生きていけないという人もいますが、反対にエアコンの風が苦手という人は結構います。
特に女性に多いですね。
なぜ、苦手なのか?
それは、冬場の暖気がカラカラに乾いていて、温度設定よりも冷たい風が吹いているように感じるからです。
そして、夏場は、冷気がべっとりしていて、体にまとわりつきそうで、気持ち悪く感じるからです。
実感はありませんか?
まずエアコンのフィルターを一年に一度きっちりとクリーニングすることは、外すことができない要素なのでそれは確実にしてもらうとして、それ以外の原因は「湿度」にあることをご存知ですか?
実は、快適か不快かは、温度よりも湿度が大きく関係しています。
年間通じて、室内の湿度が40%〜60%に保つことができると冷暖房の吹き出す空気の不快さが無くなります。
家の快適性を保つのならまず、温湿度計を置きましょう。
最近は千円台でも比較的性能の良いものがありますから、リビングと寝室に一台づつ置かれることをオススメします。
湿度の調整は、加湿機と除湿機を基本に使います。
夏は特に除湿です。除湿機をセットして家の湿度を50%台まで下げてみましょう。エアコンの除湿機能でもいいですが、除湿機で除湿をして、エアコンは冷房運転した方がサラッとして快適でしょう。
冬であれば、やかんの蒸気で加湿する。
お風呂に入ったあとは、換気せずに部屋の方の扉を開けて、湯気を部屋の方に導くなど。
また冬の季節性インフルエンザは湿度が50%ぐらいになると感染しにくくなります。
実際に私が設計した幼稚園では、1月に50名だった欠席者が部屋の大きさに見合った業務用の加湿器を導入したところ2月は5人まで激変しました。家の加湿をしっかりすればインフルエンザで家族みんなが撃沈する可能性も下がるでしょう。
次回エアコンの使い方をもう少し掘り下げます。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。