- TOP
- 弊社の建築に対する考え方
今回お伝えするのは、薪やバイオマスエネルギーについてです。 バイオマスという言葉は聞き慣れない言葉かも知れません。これは、間伐材など、構造材として使えない部分の木の破片などを薪やペレットストーブに活用するという意味や、それ以外には、牧畜の糞尿などをつかってメタンガスを発生させ、それを燃やす事で「熱」をつくり出すといったことまで含まれま […]
前回は、太陽光を暖かい暖気として家に取り込む話をしましたが、今回のその太陽熱でお湯をつくる!という話をしましょう。 太陽光の熱を暖気として取り入れる以外に「温水にして取り入れる」という方法があります。いわゆる「ソーラー温水」というものです。これは以前からあるシステムなのですが、良く故障が起きるなどのうわさが飛び交っていて、あまり採用さ […]
太陽の熱というと夏の暑い日差しなど、どちらかというとそういったイメージが湧きやすいかもしれません。 しかし、冬に太陽の熱を家に取り込むことが出来れば、それはとても有効になります。 取り入れ方は大きく2つ、一つは南側の大きな開口面から光を取り入れる方法、これは以前のコラムでもお話ししました。 そしてもう一つは屋根面や壁面に集熱をするため […]
「太陽光の話をしていますが、太陽光発電は得ですか?損ですか?」 とよく聞かれますので、今回はこのことに対してお答えします。 まず、答えからお伝えします。 答えは「太陽光発電をのせるのなら、ある一定以上の建物性能以上の場合がお薦め」です。 最近、 「今、ソーラーパネルをのせて売電すると、住宅ローンも軽減出来ますよ。弊社ならソーラ […]
屋根面に降り注いだ雨水をタンクに集めて利用する「雨水利用」というものがあります。これまで、公共施設の基礎部分の地下を活用してタンク化したケースや地中に埋めるタイプ、露出でおくタイプなど色々と設計に盛り組んできました。 雨水は再利用するときには「中水(ちゅうすい)」と言われ、屋内だと便所の排水、屋外だと散水のための水として使われます。特 […]
再生可能エネルギー(自然エネルギー)として莫大なエネルギーを持っている太陽。 この太陽の熱や光をどれだけ有効に活用できるかは、21世紀の建築デザインにおいては最重要課題です。 太陽の日射量コントロールには、ドイツなどでは「外付けブラインド」などがよく使われます。しかし、日本では雨風に対する耐久性やコストがかなり高いためなかなか普及 […]
再生可能エネルギー(自然エネルギー)の中でも太陽熱は、ある意味無限に活用出来るエネルギーです。 ただ、この夏の省エネ対策などの情報が最近溢れて「暑さをしのぐためにどうすればいいか?」という事ばかりクローズアップされてきたように個人的に実感しています。 北海道などの寒い地域では逆に「寒い季節に太陽光を家の中にどう取り入れるか?」を考 […]
前回までは、どれだけ建物の高気密高断熱化を図ることが重要か?という話をしてきました。 ただし、建物の省エネ化を図るには、それだけでは不十分です。 なぜなら、太陽光、太陽熱、風、地中熱、雨など自然のエネルギーを賢く活用することが合わせて重要になるからです。専門的にこの自然エネルギーのことを「再生可能エネルギー」と言います。このエネル […]
私が先日ブログで「最後に世界規模で考えたい省エネの事実」をお伝えしました。 その回では、大気中の二酸化炭素濃度が400ppmを越えると、気分が悪くなる人が増えたり、地球の自然環境に大きな影響を与えるようになり、そのためには建築を通じてどこまで省エネにできるか?という話をしました。 実際に2014年に400ppmを超え、現在は410 […]
建築家の講演会などに行くと、気密性や断熱性の低い建物を設計しているケースもあり、「この空間は少し空調が効きにくくてもいい」「サッシを解放した時の内外の一体感がとても重要」という話を聞くこともあります。 昔の日本の家は、雨風をしのぐためにまず屋根が出来ました。 そしてプライバシーや「中と外」を区切るために障子や板戸などを用いました。 […]