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- 人生をより豊かにする週末セカンドハウスの4通りの使い方とメリット
非日常的な空間で心をほぐし、ストレスを簡単にリセットできるとして今「セカンドハウス」に対する人気が高まっています。
セカンドハウスというのは、一年を通して暮らすことのできる家、いわば「第2の家」にあたります。
このセカンドハウスを「週末に住むための家」や「平日に通勤するための家」として活用したいと思う人が急増し、ニーズが高まっています。
この記事では、週末セカンドハウスのメリット4点と平日セカンドハウスのメリット、セカンドハウスを購入する前に知っておきたい注意点をご紹介します。
ちなみにこの記事でお伝えしているセカンドハウスのメリットは、ご自身のお住まい(メインハウス)から比較的近く、頻繁に行き来しても負担にならない距離感であることが前提となっています。
Contents
週末セカンドハウスの4つの使い方とメリット
生き生きと仕事をするために使う【週末セカンドハウスの使い方とメリット①】
平日は都心のオフィスで長時間過ごし、リラックスする機会が少ない生活に疲れ切ってしまっているという方が多いかと思います。
ストレスが溜まったら、手軽に発散ができればよいのですが、特段のストレス発散手段を持たない方は、気持ちが内にこもってしまいがちにもなっているかもしれません。
こんな時、自然の豊かな環境にセカンドハウスがあれば、週末は半ば強制的にそちらへ移動して、豊かな自然環境で思いっきり深呼吸をし、お気に入りの森林や海岸を少し散歩するだけでも一気に心を開放することができそうです。
太陽の光を浴びながら四季折々の風景を楽しみ、風の運ぶ香りを感じ、鳥のさえずりに耳を澄ませる…そんな風に五感のすべてを心地よくして、生きる喜びを見つめなおす、本当の意味での内面の豊かさを感じさせてくれるのがセカンドハウスの魅力です。
逆に、セカンドハウスで在宅ワークをするというのもおすすめです。
今や、多くの企業で在宅ワークを取り入れるようになりました。
セカンドハウスがあれば、都会のごみごみとした密集や喧騒を離れ、自然豊かな場所で、悠々自適に在宅ワークすることも可能に。
自宅での在宅ワークの大きなデメリットが、仕事とプライベートの区別がつかず、体をほとんど動かさなくなってしまう生活になってしまうことです。
セカンドハウスがあれば、手軽に日常を非日常空間へと変えることができるので、1週間のリズムをメリハリのあるものにすることができますね。【在宅ワークスペースを取り入れた例】
趣味に没頭するために使う【週末セカンドハウスの使い方とメリット②】
大好きな趣味に没頭するために、セカンドハウスを利用する。
これが、セカンドハウスの一番の醍醐味といえるかもしれません。
サーフィンをしたい人は海沿いに、ゴルフや登山を楽しみたい方は山にセカンドハウスを構えてみてはいかがでしょうか?
最近は、空前のキャンプブームとなっていますが、人によってはテントやグランピングがセカンドハウスという方も増えてきています。
一昔前とは違い、今はキャンプ用品が格段に充実し、キャンプといっても非常に快適で、ラグジュアリーに過ごせるように進化しています。
またキャンピングカーの人気も高まっていて、好きなところへ好きな時に移動できる「ミニハウス」という自由さや快適さが、アウトドアライフを好む人々の心を魅了しています。
このキャンピングカーなども、一つのセカンドハウスという考え方にあてはまります。【海沿いに建築したお家の海に臨むバルコニー】
非日常を楽しむ「別荘」として使う【週末セカンドハウスの使い方とメリット③】
セカンドハウスを保有したなら、やってみたいことの一つが、親しい人たちを招いてのホームパーティではないでしょうか?泊りがけで遊びに来てもらえば、時間を気にせずに楽しめて、人間関係をさらに深められますし、招待された方たちの満足度も高いと思われます。
ホームパーティの中でも、普段とは毛色が違う人たちを招いてのパーティを開いてみるのも、人生のステージをさらに一段ステップアップさせるためのきっかけ作りとなることがあります。
そんな「いつもは決して呼ばない特別な人達をセカンドハウスに招待する」という方法を取り入れることで、人生をより豊かなものにできた、とある保険営業マンの話をご紹介しましょう。
西日本エリアで保険代理店のナンバーワンに輝いた経歴を持つAさんは、ある時、保険会社各社の営業マンたち全員をセカンドハウスに招待。Aさんは、一人一人を手厚くもてなし、ライバル関係にある保険会社各社の営業マンたちの懇親をはかりました。
すると、保険会社各社の営業マンたちは、自社では対応しきれないお客さんを普段はライバル関係にある保険会社の営業マンたちに気前よく紹介したのです。
Aさんにとって特別なプライベート空間であるセカンドハウスに招待したことによって、保険会社の営業マンたちはお互いをライバルとして意識するのではなく、自分がより良い仕事をするために必要な味方だととらえるようになりました。
その結果、保険会社各社の営業マンたちはAさんをそれまで以上に信頼するようになり、非常に良好な横のつながりを構築。
保険会社各社の営業マンたちは、Aさんに有益な情報や顧客をシェアしてくれるようになり、Aさんの仕事はさらに充実したばかりでなく、心の豊かさを手に入れ、人としての器を大きくスケールアップさせることができたのです。
このようなミラクルを引き寄せることができたのも、日常を忘れ、心が開放的な気持ちになりやすくなる、セカンドハウスの非日常性をうまく活用できたからといえるでしょう。
豊かさを人に分け与えるとさらに豊かになっていく、という好循環がセカンドハウスの下で生まれた好事例です。
【ホームパーティーができるスペースの例】
一人だけの時間を過ごすために使う【週末セカンドハウスの使い方とメリット④】
人生の成功者といえる人々は、週に1回、2時間くらいの時間を使って人生の棚卸をしています。
お気に入りのカフェに好きなペンとノートを持っていき、自分の心を見つめ直すことで、1週間にわたりフル回転しオーバーヒート気味だった脳のスピードをペースダウンさせる。
頭の中をしばし空っぽにして、ゆったりとカフェを味わいながら、気持ちの向くままにペンを走らせ、自由に思いをノートに綴る。
オーバーワークをすると、クリエイティブな能力が一気に落ちてしまうので、人生の成功者たちはこうした棚卸の時間を作って脳内の情報を整理し、心に余裕ができることで、新たなアイデアが生まれるスペースを頭の中に作っています。
また、最近では、富裕層の方々や人生の成功者たちは「瞑想」を生活の中に上手に取り入れているといわれています。
瞑想の有効なやり方としては毎日、朝晩2回、20分ほどの時間をかけて行うのだとか。
この心の棚卸や瞑想を、もしセカンドハウスで行うことができたなら、その内容がさらに上質なものになるのは言うまでもありませんね。
お気に入りのカフェであっても、周りの人の声や環境音が気になって、自分と向き合う有効な時間が作れなかったという残念なパターンが往々にしてあると思います。
セカンドハウスがあれば、こうした可能性は一切なくなります。
土曜日、家族より一足先にセカンドハウスに到着し、自分一人だけの時間を作って静かに自分を見つめ直す。
棚卸や瞑想を、自分がもう良いと思えるまで時間をかけて行うようにします。
セカンドハウスだったら、完全に一人きりで静かな環境の中、誰にも邪魔されずにこうしたリラックスタイムを味わうことができます。
このような時間は、何よりも贅沢なものといえるでしょう。
心の平安づくりに一役買ってくれるセカンドハウスに対する愛着がどんどん湧いてくることと思います。
土曜日の夜からは家族が来て、にぎやかに和気あいあいと家族との時間を楽しむ。
動と静のバランスのとれた時間の過ごし方ができるのもセカンドハウスならではと言えますね。
ここまでは、週末にセカンドハウスで過ごすという考え方をお伝えしてきましたが、今度は、平日がセカンドハウスという考え方もお伝えしていきます。【休日に庭を眺めながら棚卸をするスペースの例】
平日セカンドハウスの使い方とメリット
家族も気に入る自然豊かな環境をメインハウスにして、都会の仕事場の近くに用意したマンションをセカンドハウスにしている方の事例をご紹介しましょう。
日本人でありながらアメリカンドリームを叶えた「ヨシダソース」の吉田潤喜さんにインタビューしたときのエピソードです。
職住環境を逆転させる【平日セカンドハウスの使い方とメリット】
吉田さんの会社はアメリカのオレゴン州最大都市であるポートランドにありますが、自宅はポートランドから1500キロ離れたカリフォルニア州のサンディエゴにあります。
サンディエゴは、温暖な気候で美しいビーチや公園が豊富にあり、アートの街としても広く知られているところです。
吉田さんは、週末は家族とともにサンディエゴの家で庭いじりなどをしてゆったりと過ごしているそうです。
そして、水木金の3日間だけポートランドのセカンドハウスであるマンションで過ごし、バリバリ仕事をこなすという生活を送っています。
家族とともに自然豊かな環境で暮らし、会社は都会にあるというパターンは、欧米では珍しいことではなく、欧米諸国の先進国では住まいに求める第一位が「自然環境に恵まれていること」なのだそうです。
日本では、まだ一般的な層では、自然豊かな環境に対する関心が高くありませんが、富裕層の間では徐々に欧米先進国のように「自然環境の豊かさ」を求める価値観にシフトしています。
自然が人にもたらす豊かさによって、仕事の能率も良くなったと富裕層の方たちは口を揃えておっしゃっていますので、このような価値観はそのうちにもっと幅広く日本でも広まっていくのではないでしょうか?
実際に、週末は山梨の八ヶ岳のメインハウスに住み、平日は東京の会社近くのマンションや定宿のようなホテルで暮らすという実業家の方々も増えてきています。
都会よりも自然を愛するこのような方々は、用がない時にはなるべくメインハウスで過ごすことで、クリエイティブな能力や仕事へのモチベーションを高めているということです。
平日セカンドハウスという考え方は、これからの日本にもマッチしていくと思われます。
セカンドハウスの購入を考えるときの2つの注意点
ここまでお読みいただき、セカンドハウスへの関心が高まった方もいらっしゃると思います。
そこで、実際にセカンドハウスを手に入れる前に知っておいていただきたい注意点をご紹介します。
【注意点①】セカンドハウスを構えるときは、不動産として価値のあるものにする
立地や空間などがどんなに自分のニーズを満たしたセカンドハウスであっても、人間には飽きがきてしまったり、環境が変わってどうしてもセカンドハウスを手放す必要が出てきてしまう時があります。
そのようなことがあっても、セカンドハウスに不動産としての価値があれば、売却ができ、不必要な損害を受けずに済みます。
そこで、セカンドハウスを建てる際には、まず人気の高いエリアを選ぶことをお勧めします。
また、家の質にもこだわりたいところです。手入れをすれば長持ちのする家づくりを目指しましょう。こうすることで、家の不動産としての価値も維持することができ、いざとなれば売ることができるし、保有し続けるとしてもいつまでも質の高い家を確保することができます。
【注意点②】セカンドハウスを建てる前に、まずはAirbnbを試してみては?
Airbnbとは、民泊のような概念で、最近では富裕層が持つラグジュアリーな別荘の貸し出しがあったりと、最近注目を集めているバケーションレンタルスペースのことです。
自分の好きな立地にある別荘をレンタルして滞在してみる。
こうすることで、本当に自分がその土地を気に入っているのかが分かりますし、セカンドハウスで過ごすのがどのような感じかを体験することにもつながります。
人によっては、セカンドハウスを所有するよりも、エアビーアンドビーで毎週末違うところで過ごす方が性に合っているという場合もあると思います。
まずは、お試しでAirbnbを体験するというのは本当におすすめです。
まとめ:人生をより豊かにする週末セカンドハウスの4通りの使い方とメリット
この記事では、週末セカンドハウスの持つ魅力や、平日セカンドハウスという考え方についてご紹介してきました。
どこに住んでいても、仕事ができ、人とコミュニケーションができる時代となった今、住みたい場所に住むというニーズが急増してくると思います。
こうした中で、自分や家族のニーズに合わせてメインハウス、セカンドハウス、サードハウスと自分の拠点を増やすという考え方は時代の流れに合っていますね。
大切なのは、セカンドハウスが魅力的であることはもちろんですが、メインハウスに対しても愛着が持てるかどうかです。
どの家も最高の住まいと思えることをぜひ目指していっていただきたいと思います。
あなたの幸せな家づくりの参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。