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- リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てる|内装、外観、間取り
「お家時間」が増えている現在、普通の住宅地に「まるでリゾート暮らしをしているかのような非日常気分を満喫できる家を建てたい!」と希望される方が増えています。
この記事では、そんなリゾート暮らし気分を満喫できる家を建てるための「内装」「外観」「間取り」の3つのポイントについてそれぞれ解説します。
Contents
リゾート暮らし気分を満喫する家を建てるために最初に考えるポイント
リゾート暮らし気分を満喫する家を建てるために、まず最初に考えるべきポイントは「自分の気に入ったイメージを持つ」ことです。
リゾートホテル、別荘、コテージなど、自分の気に入ったスタイルのイメージを持つことで、家のテイストが決めやすくなります。
また、自然豊かな山に建っているのか、海が見える高台に建っているのかなど、住みたい場所のイメージを持つことで、家のテイストの方向を決めていくことも大切です。
今の時代は、ネットやSNSなどで様々な情報が手に入るので、やりたいことや好きなもの、各所のイメージ画像など、ご自身の希望をまとめておくとよいでしょう。
そうしておくことで、自分の理想のリゾート暮らしのイメージを設計士の方に的確に伝えることができ、理想に近い家作りが実現できます。
リゾート暮らし気分を満喫できる家の内装のポイント
この章では、リゾート暮らし気分を満喫できる家の「内装」のポイントを
- 壁の素材
- 空間デザイン
- 観葉植物
- 照明
4つの項目から、それぞれご紹介します。
壁の素材
壁の素材はクロスではなく、日本の気候や風土に適している塗り壁がおすすめです。
塗り壁は機能性も高く、塗るだけで調湿効果や消臭効果、耐火性、断熱性、防音性も得ることができます。
一般的なクロスとは一味違った、質感や風合いを楽しめるところも、リゾート感を醸し出す一助となってくれます。
空間デザイン
空間デザインについては、角を丸くするようなデザインや空間構成を取り入れるだけでも、リゾートの雰囲気を引き出すことができます。
観葉植物
観葉植物は、部屋に置いておくだけでリゾート気分を満喫できる癒しの空間が出来上がります。
あらかじめ観葉植物を置くことを前提に、部屋のレイアウトを計画しておくことで、部屋との一体感を出しつつ、自然な雰囲気でリゾート感を演出してくれます。
【リビングに観葉植物を置いている例】
照明
照明については、温かみのある電球色(オレンジがかった色)を基本にするとよいでしょう。
先進国の住宅では電球色を使っているところがほとんどで、リゾートは海外の住環境を真似ています。
ですので、電球色を取り入れることによって、くつろげるリラックスしたリゾート空間を作り出すことができます。
一方、さわやかな昼光色(青白い色)は、主に日本のオフィスや子どもの勉強部屋などに使用され、集中したい作業の時などにむいています。
最近では、同じ照明器具でも色を変えることができる調色機能がついた便利な照明もあるので、普段は電球色、読書するときは昼光色にするなど使い分けて使用するのもおすすめです。
リゾート暮らし気分を満喫できる家の外観のポイント
この章では、リゾート暮らし気分を満喫できる家の「外観」のポイントを
- 屋根
- アプローチ
- 植栽
3つの項目から、それぞれご紹介します。
屋根
屋根は、家の外観の印象を大きく左右します。
西洋風のリゾートをイメージした家を建てるのであれば、ぜひ現地で使っている本物の洋瓦を用いることをおすすめします。
日本製の洋瓦を使用してしまうと、見かけは立派だけどなにかが違う…という残念な結果になりがちです。
本物の洋瓦を使うことで、外観もイメージ通りの本物感を出すことができます。
アプローチ
アプローチ(門から玄関に至る通路)には、割肌の石や本物のレンガタイルを使うと、欧風のリゾート感が出ます。
また鋳鉄製(ちゅうてつせい)の門扉【鋳物門扉・いものもんぴ】は本物を使用することで、より本物感を演出できます。
植栽
リゾートを意識した家を建てるなら、外観にもリゾートのイメージに合わせた植栽計画を
立てることをおすすめします。
緑があるかないかで外観の雰囲気が全然違うものになるからです。
ヤシ科の植物など、リゾート演出に効果的な植物で雰囲気を出すことが大切です。
あらかじめ、植樹計画も含めて設計、予算計画を立てておきましょう。
リゾート暮らし気分を満喫できる家の間取りのポイント
この章では、リゾート暮らし気分を満喫できる家の「間取り」のポイントを
- 収納計画
- 玄関
- 二ッチ
- 天井
- 空間の作り方
5つの項目から、それぞれご紹介します。
収納計画
非日常のリゾート暮らしを演出するために、日常の生活感のあるような物は、表に見えないような収納計画を立てましょう。
冷蔵庫や電子レンジをキッチンの後ろに配置するのではなく、横の家事室におくなど、生活じみたものが表に出ないような工夫をするとよいです。
玄関
玄関は明るく作ることが、リゾート感を出すポイントになります。
照明をつけないといけないような暗い玄関は、リゾートっぽくありません。
玄関を開けたら光がしっかり入る、明るく開放的な玄関にしましょう。
【外壁に窓を設け明るい玄関とした例】
ニッチ(壁を凹状にくりぬいた飾り棚)
至るところにニッチを作り、お気に入りの物をあえて見せる収納にすることで、リゾート感を損なうことなく、おしゃれな収納が可能になります。
また、部屋のテイストに合わせた間接照明を上手に利用することで、住宅感がなくなり、リゾートっぽさをさらにアップさせてくれます。
天井
天井には、木目調のシーリングファンをつけることで、南国のリゾート的な雰囲気を作り出すこともできます。
シーリングファンは換気の助けにもなりますし、リビングのインテリアの素敵なアクセントにもなります。
【天井にシーリングファンを設置した例】
空間のつくり方
できるだけ平屋感覚で過ごせる間取りにすると、リゾートホテルのような広々とゆったりした空間を作り出すことができます。
平屋なら、傾斜天井と天窓を組み込み、室内を明るくすることをおすすめします。
またリビングに大開口の窓をつくることで、明るい光と、外の景色と一体化した解放感を室内に取り込むことができます。
ただし、大開口の窓は、夏の強い日差しが入ってこないように南向きで、庇を長く大きく作るようにするとよいでしょう。
サマリー:リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てる|内装、外観、間取り
この記事では、リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てるための「内装」「外観」「間取り」の3つのポイントについてそれぞれ解説しました。
リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てるための「内装」のポイント |
|
壁の素材 |
壁には塗り壁を取り入れる |
空間デザイン |
角を丸くするデザイン、空間構成を取り入れる |
観葉植物 |
観葉植物を置くことができるレイアウトを計画しておく |
照明 |
照明は電球色(オレンジがかった色)を基本にする |
リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てるための「外観」のポイント |
|
屋根 |
西洋風の家を建てるのなら、本物の洋瓦を使用する |
アプローチ |
アプローチ周りは割肌の石や本物のレンガタイルを使用する 鋳物門扉を使用する |
植栽 |
植樹計画も含めて設計、予算計画をしておく |
リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てるための「間取り」のポイント |
|
収納計画 |
生活感が表に出ない収納計画を立てる |
玄関 |
玄関を明るく作る |
ニッチ |
ニッチを至る所に作り、リゾート感をだす 間接照明を上手く取り入れる |
天井 |
木目調のシーリングファンをつける |
空間の作り方 |
平屋感覚で過ごせる間取りにする 平屋なら傾斜天井と天窓を組み込み明るくする リビングに南向きで庇付きの明るい大開口の窓を作る |
この記事が、リゾート暮らし気分を満喫できる家を建てるための、ご参考になれば幸いです。