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- 平屋の高級住宅を建てる際の外観、内装、間取り、玄関のポイント
平屋の住宅に高級感を演出するにはいくつかの抑えるべきポイントが存在します。
この記事では、平屋の高級住宅を建てる際に必ず抑えて起きたい以下の4つのポイント
・外観
・内装
・間取り
・玄関
について、それぞれ解説しています。
この記事を読むことで、
「どんなところにポイントをおいて平屋の高級住宅を建てるべきか」が明確になり、安全・快適な理想の平屋生活が実現できます。
Contents
【その1】外観のポイント|平屋の高級住宅
この章では、平屋の高級住宅を建てる際の「外観」のポイントとして
・屋根の形状
・南面
・採光
について解説しています。
屋根の形状
平屋の高級住宅において、外観の一番の決め手となるのが「屋根形状のデザイン」です。
フラット屋根にすると、天井高が一律になってしまいます。
そこで、勾配屋根などの組み合わせで屋根をデザインすることで、内部空間を高天井にできるので、内部空間にプラスαのスペースを造り出すことが可能になります。
プラスαのスペースをロフトにするなど、内部空間を有効活用できることも、勾配屋根を組み合わせるメリットになります。
南面
配置的に可能であれば、南面にしっかり庇を出して、大開口の窓を設置することをおすすめします。
大開口の窓を取り入れることによって、外観的にも明るく解放感のある印象にすることができます。
採光
平屋の高級住宅を意識するのであれば、さまざまなところから光を取り入れる工夫をしたいところです。
段違いの屋根にして高窓(ハイサイドライト)を付けたり、屋根面に天窓(トップライト)を付けることで、光も取り入れつつ、外観的にもおしゃれでかっこよく見せることができます。
【屋根の段違い部分に窓を計画した例】
【その2】内装のポイント|平屋の高級住宅
この章では、平屋の高級住宅を建てる際の「内装」のポイントとして
・天井のデザイン
・屋根の断熱
について解説しています。
天井のデザイン
平屋の高級住宅の内装で、ぜひ意識してほしいのが「天井デザイン」です。
天井デザインで内装の雰囲気が大きく変わります。
屋根形状に合わせた天井デザインを組み込むことで、ダイナミックな空間にしたり、落ち着いた印象にしたりと、さまざまな雰囲気を演出することができます。
【屋根形状に合わせた天井とし、無垢の板貼りとした例】
屋根の断熱
平屋は屋根の面積が大きいので、特に屋根の断熱には注意を払う必要があります。
屋根の断熱をしっかりしていないと、直射日光で部屋の温度もどんどん上昇してしまいます。
そうならないためにも、平屋の屋根の断熱については、HEAT20のG2グレードくらいを目指すことをおすすめします。
HEAT20について詳しく知りたい方は、下記のサイトを参考にしてみて下さい。
【その3】間取りのポイント|平屋の高級住宅
この章では、平屋の高級住宅を建てる際の「間取り」のポイントとして
・バリアフリー
・居住空間の配置
・床下空間
について解説しています。
バリアフリー
平屋を建てるメリットの一つに、バリアフリー化できることが挙げられます。
長く住み続けることも考えて、段差がなく、車椅子で自由に移動できるような間取り計画を立てておくことがポイントです。
また室内はバリアフリーでも、道路から玄関までのアプローチに大きな段差があっては、バリアフリーの意味がありません。
スロープをつけるなど道路から段差無く家に入っていける間取り計画にしておくことが、長く住み続けるうえで最大のメリットになるでしょう。
【道路から玄関までスロープを設けた例】
居住空間の配置
居住空間はできるだけ南に面した場所に持ってくることをおすすめします。
北面に水周りやキッチン、納戸などをレイアウトするとよいでしょう。
ただし断熱気密性能が低いと、水周りが寒かったり、納戸にカビが発生する可能性があるので、高気密高断熱化は必須条件になります。
床下空間
床下空間には、外気が通る通気工法にするか、室内の空気を循環させる基礎断熱工法にするか、どちらかの選択があります。
高気密断熱化を図るなら、基礎断熱工法の方がおすすめなので、それが可能かどうか、あらかじめ設計事務所や工務店などに確認し、話し合っておきましょう。
【その4】玄関のポイント|平屋の高級住宅
この章では、平屋の高級住宅を建てる際の「玄関」のポイントとして
・バリアフリー
・段差
について解説しています。
バリアフリー
バリアフリーについては間取りのポイントでも触れていますが、平屋のメリットをいかしたバリアフリー対策を玄関にもぜひ取り入れて下さい。
例えば
・玄関を引き戸にして、車椅子の通れる充分なスペースを確保する
・車椅子に乗ったまま靴を出し入れできるような靴箱を設置する
・玄関に手摺りやベンチを設置する
など、玄関は車椅子でも外出しやすいような設計にしておくと、将来的にも安心です。
段差
玄関をバリアフリーの使用にする場合、玄関土間と室内の間に全く段差をつけない状態にしてしまうと、砂やホコリが室内に入ってきてしまいます。
10㎝程度の段差にしてスロープをつけるか、または10㎝程度の段差であれば車椅子も乗り越えられるので、そこに段差をつけるかどうかについては、よく検討してみて下さい。
サマリー:平屋の高級住宅を建てる際の外観、内装、間取り、玄関のポイント
この記事では、平屋の高級住宅を建てる際の「外観」「内装」「間取り」「玄関」のポイントについてそれぞれ解説しました。
平屋の高級住宅を建てる際のポイント |
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外観 |
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内装 |
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間取り |
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玄関 |
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この記事が、長く快適に住み続けられる、理想の平屋造りのお役に立てましたら幸いです。