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- 高級住宅を建てる際の予算の立て方|坪単価や諸費用の目安
高級住宅を建てる際は、細部までこだわりを持った理想の住宅を実現したいもの。
しかし、高級住宅はこだわればこだわるほど資金もかかってしまうため「何にいくらかかるのか」はしっかりと予算を立てて、計画していく必要があります。
この記事では、高級住宅を建てる際の予算の立て方として必ず知っておきたい
・坪単価の目安
・諸費用の目安
の2つに絞って解説しています。
見落とされがちな坪単価や諸費用の目安を抑えておくことで「しっかりと予算を立てたはずなのに予算オーバーしてしまった」という事態を防ぐことができます。
【高級住宅の玄関ホール例】
Contents
坪単価の目安|高級住宅を建てる際の予算の立て方
建築物は、構造(建物を支える骨組み)によって、大きく分けて「鉄骨造」「木造」「鉄筋コンクリート造」の3種類に分類できます。
このうち鉄骨造は、高気密高断熱化に不向きなため、住宅を建てる場合は木造か鉄筋コンクリート造のどちらかで考えるのがよいでしょう。
この章では、高級住宅を建てる際の「坪単価の目安」として
・木造の場合
・鉄筋コンクリート造の場合
に分けてそれぞれご紹介しています。
また、坪単価の注意点についても合わせて解説していますので、こちらも参考にしてみて下さい。
木造の場合
木造の場合 |
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高級住宅を建てる際の坪単価の目安 |
100万~120万円程度 (2022年6月現在) |
参考までに、2020年時点では、坪単価は90万〜100万円が目安となっていました。
鉄筋コンクリート造の場合
鉄筋コンクリート造の場合 |
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高級住宅を建てる際の坪単価の目安 |
120万~140万円程度 (2022年6月現在) |
坪単価の注意点
坪単価は3ヶ月ごとくらいのペースで変わっていると認識しておいて下さい。
日本の建設界では、坪単価は一度上がってしまうと上がったままで、基本的に下がることはありません。
お金を資産運用して蓄えるよりも、建設費の値上がりのペースの方が早く、結果的に金額も高くなってしまうというのが現状です。
早めにローンを組んで建てた方が、総合計は抑えやすい時代背景であることを念頭に置いておく必要があります。
【高級住宅のキッチン例】
諸費用の目安|高級住宅を建てる際の予算の立て方
この章では、高級住宅を建てる際の予算の立て方として「諸費用の目安」について、下記の4つの項目に分けてそれぞれ解説しています。
・物価上昇を考慮に入れる
・外構に関する費用が建物本体に含まれる場合
・外構に関する費用を諸費用とみなす場合
・諸費用算出の注意点
物価上昇を考慮に入れる
諸費用を考える前に、まず物価上昇している現状を考慮に入れる必要があります。
物価上昇に伴い、資材なども値上がりしている背景があるからです。
総予算のプラス1割を見て予算計画しておかないと、頓挫する可能性が充分あります。
総予算がおおよそ5000万円であれば5500万円くらいはかかるものとして、予算を立てておくと安心です。
外構に関する費用が建物本体に含まれる場合
外構に関する費用が建物本体に含まれる場合は、諸費用として、登記費用、税金、火災保険、手数料などに200万〜300万円程度を見ておくとよいでしょう。
外構に関する費用を諸費用とみなす場合
外構に関する費用を諸費用とみなす場合には、外構だけで300万から高くて1000万円くらいまでかかる可能性があります。
当初計画からしっかりと予算を立てておくことが大切です。
【高級住宅の外構例】
諸費用算出の注意点
設計事務所や工務店に対して、見積もりを依頼する時は、「私たちが引っ越しして住むのに、財布から出ていく総額を教えて下さい」と、すべての費用の総額を尋ねることがポイントです。
この点を確認しておかないと、別途工事などの名目で別枠で費用が発生することになりかねません。
例えば
・地盤改良費
・給水負担金
などが後で必要になってくることもあります。
地盤改良費については、地盤調査をしてみないと必要かどうかもわからないので、「近隣の情報から目安を教えてもらいたい」と伝えておくことも大切です。
建設した後で「こんな費用がかかることを聞いていなかった」ということにならないためにも、諸費用についても細かく把握しておきたい旨をしっかり伝えておくとよいでしょう。
サマリー:高級住宅を建てる際の予算の立て方|坪単価や諸費用の目安
この記事では、高級住宅を建てる際の予算の立て方として必ず知っておきたい
・坪単価の目安
・諸費用の目安
について解説しました。
坪単価の目安 |
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木造の場合 |
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高級住宅を建てる際の坪単価の目安 |
100万~120万円程度 (2022年6月現在) |
鉄筋コンクリート造の場合 |
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高級住宅を建てる際の坪単価の目安 |
120万~140万円程度 (2022年6月現在) |
坪単価の注意点 |
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坪単価は3ヶ月ごとくらいのペースで変わっていると認識しておく |
諸費用の目安 |
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物価上昇を考慮に入れる |
総予算のプラス1割を見て予算計画を立てる |
外構に関する費用が建物に含まれる場合 |
登記費用、税金、火災保険、手数料などに200万〜300万円程度を見ておく |
外構に関する費用を諸費用とみなす場合 |
外構だけで300万~1000万円くらいまでかかる可能性がある |
諸費用算出の注意点 |
「私たちが引っ越しして住むのに、財布から出ていく総額を教えて下さい」と一貫して伝える |
この記事で解説しました坪単価や諸費用の目安を参考に、予算内で納得のいく素敵な高級住宅を実現させていただけますと幸いです。