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- ガレージハウスを建てる時に注意したい風水と家相の具体的な対策
「風水」や「家相」と聞くと、占いのようなものだと考える方も多いかと思いますが、実は家相は「環境学」という学問の一つであり、理論的な根拠に基づいた考え方なのです。
つまり家相を考慮して家を建てることで、家の状況や環境を良くすることにつながりますので、おのずと「運気が上がる家」を手に入れることができます。
この記事では、ガレージと住宅が一体となった「ガレージハウス(インナーガレージ、ビルトインガレージ)」を建てる時に注意したい風水と家相の具体的な対策について紹介していきます。
Contents
風水と家相でみるガレージハウスの注意点(インナーガレージ、ビルトインガレージ)
ガレージハウスは風水的に鑑みるとそもそも凶相の住宅となってしまいます。
なぜなら、ガレージ部分は完全な屋内にすることが難しく、大きな「欠け」のある家となってしまうからです。(「欠け」については次の章で詳しく紹介します)
そうは言われても、敷地面積の関係からガレージハウスを選択せざるを得ない状況もあるかと思います。
また、ガレージハウスは居住空間と自動車の間の雨風を凌げますので、小さい子どもや身体に不自由のある方がいらっしゃるご家庭では必要と判断される場合もあるでしょう。
そんな時は、工夫次第でガレージハウスの凶相を緩和することが可能です。
風水と家相でみるガレージハウスの注意点として以下の5項目を紹介していきたいと思います。
・「張り」と「欠け」の違いを理解して設計する
・1階がインナーガレージ、2階が住居の場合の対策その1
・1階がインナーガレージ、2階が住居の場合の対策その2
・風水的に凶になる排ガス対策
・富裕層向け:風水的に凶にならないガレージハウスの建て方
【ガレージハウスの計画例】
「張り」と「欠け」の違いを理解して設計する
建物の形状は、家相から考えると原則的にはシンプルな長方形や正方形が好ましいとされています。
建築面から考えても、家の形状はできるだけシンプルな四角形の方が構造的にも安定させやすく、高気密高断熱の住宅を目指しやすいというメリットがあります。
しかし、事情によっては家の形状がシンプルな四角形にならないこともありますね。
ガレージの部分がへこんでいる場合も多くあるでしょう。
家の形状でシンプルな四角に凹凸がある場合ですが、
・一辺の長さの3分の1以下の出っ張りを「張り」
・一辺の長さの3分の1より長く出っ張った場合、へこんだ形状の方に注目して「欠け」
と言います。
そして、家相や風水では、
・張りは吉相
・欠けは凶相
とされています。
このように張りと欠けでは吉凶の違いがあります。
できるだけ「張り」となるような工夫を取り入れることで、家相が良くなります。
1階がインナーガレージ、2階が住居の場合の対策その1
1Fがインナーガレージで2F以上に居住空間がある家の場合は、風水的に凶相を逃れるのは難しいのが現実です。
ガレージ部分が「欠け(凶相)」となってしまうからです
対策としては、ガレージ部分を室内のような内装にし、家の中に車を置くような空間デザインにする方法があります。
・3方向に壁をつくる
・ガレージにシャッターを設置する
・サンルームで屋根をつくる
・床をコンクリートやタイルで打つ
・欠けに沿って植物を植える
など、欠けている部分をできるだけ埋めてしまう工夫をしてみましょう。
そうすることで、凶相をある程度緩和することができます。
1階がインナーガレージ、2階が住居の場合の対策その2
ある程度の広い敷地を確保できるのであれば、2階建ての場合はガレージの上に居住空間を配置しないレイアウトにしましょう。
ガレージ部分はとても冷えるため、上に居住空間があると室内が冷えやすくなってしまい、住む人への身体の影響もあり、それが凶作用につながってしまいます。
ガレージの上の空間を有効活用する場合は、ウッドデッキや広めのバルコニーを作るなどの居住空間にしない活用法を検討してみてください。
【ガレージ上部をバルコニーや屋根とした例】
風水的に凶になる排ガス対策
ビルトインガレージの場合、自動車の排気ガスを屋内に持ち込んでしまうことが懸念されます。
家の空気の汚れは、風水から考えても好ましくありません。
家の空気を汚さないために、ガレージ内で長時間アイドリングをしないこと。
さらに、最近ではHV(エンジンとモーターのハイブリッド車)やEV(電気自動車)も普及していますので、排気ガスを極力出さない自動車にするというのも一つの対策として考えられます。
地球環境のためにもなりますので、是非検討してみてください。
富裕層向け:風水的に凶にならないガレージハウスの建て方
富裕層向けのガレージハウスの建て方の提案となりますが、別棟でインナーガレージを作るという方法があります。
中庭を挟んでリビング等の居住空間とインナーガレージを配置します。
インナーガレージの中庭側を大きなガラスにすると、室内から時折愛車を眺めることもできますし、目の届く場所に愛車があるという安心感も得られます。
居住空間とインナーガレージの移動部分に屋外型の屋根付き廊下を設置することで、中庭が「欠け」の形状にならない対策をすることができます。
【リビングから眺められるようにガレージの開口部に可動式ルーバーを計画した例】
サマリー:ガレージハウスを建てる時に注意したい風水と家相
この記事では、ガレージハウスを建てる時に注意したい風水と家相の具体的な対策について紹介しました。
ガレージハウスのガレージ部分は完全な屋内にすることが難しく、大きな「欠け」のある形状の家(家相では凶相)となってしまいますが、対策と工夫次第で凶相を緩和することは可能です。
ガレージハウスを作る場合は、家の形状とガレージの内装、居住空間とガレージの間取りの関係、また排ガス対策などを考慮し、風水的にも環境的にも末永く住みよい家を是非目指してみてください。