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- おしゃれでモダンな高級住宅にするための内装、外観、間取り、玄関のポイント
おしゃれでモダン、そして高級感のある住宅を建てたいとお考えですか?
おしゃれ、モダン、高級感を演出するには抑えるべきポイントがいくつかあります。
この記事では、おしゃれでモダンな高級住宅にするため必ず抑えておきたいポイントを以下の4つに絞って解説しています。
- 1.内装のポイント
- 2.外観のポイント
- 3.間取りのポイント
- 4.玄関のポイント
Contents
「モダン」の定義
この記事では「モダン」という言葉を、現代的でシンプルかつ機能的と定義して解説をすすめます。
なお、モダンデザインとはヨーロッパから発信されたもので、「時代にマッチした、機能的で洗練されたデザインを生み出す」という概念です。
対称となる言葉としては「クラッシック」「レトロ」という古典的な意味合いを持つ言葉が挙げられます。
【その1】内装のポイント|おしゃれでモダンな高級住宅
まずは、おしゃれでモダンな高級住宅をつくるための内装のポイントとして
- ・壁の色
- ・素材
- ・証明
- ・配色
この4つの項目について紹介していきます。
壁の色
室内の壁の色は白系でまとめるとシンプルで洗練された空間を演出しやすくなります。
しかし、純白は汚れが目立ちやすく、光の反射率が高いので目が疲れやすいといった欠点もあります。
白系の中でも、クリームがかった色味(オフホワイト系)を選ぶことで、目に付く壁の汚れや目の疲れを軽減することができます。
素材
内装素材に関しては、ビニールクロスではなく塗装や漆喰、珪藻土をメインで使うことを検討してみてください。
消臭や抗菌効果といった機能にも優れており、仕上がりの見た目でも高級感を出す事ができます。
ビニールクロスを使うと安価ではありますが、新築時にはビニール特有のにおいが気になるところ。
また、見た目も特有のテカリがあり安っぽく見えてしまうので、モダンな家としてはあまりおすすめできません。
【内装素材にオフホワイト系の塗装を計画した例】
照明
モダンな家を目指すのであれば、照明器具はなるべく出っ張らせない、目立たせない、という工夫をすると良いでしょう。
ダウンライトや間接照明を活用することで目立たない照明にすることができます。
シンプルな照明の中で、ダイニングだけペンダントライトをぶら下げるなどの演出をすると、おしゃれで洗練された空間を作り上げることができます。
配色
内装の配色は、メインとなるカラーを2色までにまとめてみましょう。
家具と扉の色を同色にすると、統一感が出しやすいのでおすすめです。
そして、アクセントカラーとして映える差し色をもう1色を加えると、モダンな空間を演出することができます。
【その2】外観のポイント|おしゃれでモダンな高級住宅
次に、おしゃれでモダンな高級住宅をつくるための外観のポイントとして
- ・外壁の素材
- ・窓の種類
- ・開放感の演出
この3つの項目を紹介していきます。
外壁の素材
モダンな家を目指す場合、外観はなるべく軒(外壁よりも出っ張った屋根部分)を出さないシンプルな箱型の方が人気があります。
しかし、軒を出さない形状の家は風雨の影響を受けやすいため、外壁が汚れやすくなってしまいます。
折角おしゃれでモダンな家を建てても見た目が汚れてしまっては勿体ないので、外壁にタイルを貼るなどの汚れ対策を施すことをおすすめします。
窓の種類
窓の種類についてですが、同一の壁面上では、同じデザインの窓や統一感のあるデザインの窓を選ぶとシンプルで整った外観を演出することができます。
デザインには4つの基本原則があり、その中の一つに「反復」という原則があります。
これは、同じデザインを繰り返すことにより、規律のある美しいデザインにすることができるという法則です。
窓だけでなく、家を建てる時は様々な場面で使える法則となりますので是非頭の片隅に入れておいてください。
開放感の演出
家の外観のデザインに庇(ひさし/壁についている小さな屋根)を取り入れる場合は、南面に大開口の窓をつくることをおすすめします。
南面の大開口の窓は開放感が出せますし、空間のダイナミックさを演出してくれます。
ただし、庇を出さない外観のデザインにしたい場合は、南面に大開口の窓を作ってしまうと直射日光が入り室内がオーバーヒートして温室のようになってしまいますので注意が必要です。
南面に大開口の窓をつくり開放感を演出したいのであれば、あわせて庇を作るようにしましょう。
【南側にバルコニーや軒を大きく出し、大開口な窓を計画した例】
【その3】間取りのポイント|おしゃれでモダンな高級住宅
次に、おしゃれでモダンな高級住宅をつくるための間取りのポイントとして
- ・キッチン
- ・室内物干し場
- ・リビング・ダイニングの空間
こちらの3つの項目を紹介します。
キッチン
モダンなデザインの家を目指すなら、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が一体的になった、シンプルで開放感のある間取りがおすすめです。
LDKを一体的な間取りにする場合、冷蔵庫の背面や電子レンジなどの家電製品が目に触れないように工夫をすることで、完成度の高いモダンな空間を演出することができます。
キッチン横に家事室を設置すると、その中に電子レンジや冷蔵庫などを配置することもできますし、その他の生活感がある物を家事室にまとめて収納することもできます。
いつお客様が来ても困らない、自慢のリビングを手に入れてみてはいかがでしょうか。
室内物干し場
近年、PM2.5や黄砂が西日本だけでなく、東日本にも飛来するようになってきたため、室内物干し場を作ることは必須となりつつあります。
PM2.5や黄砂は洗濯物の黄ばみの原因にもなるからです。
梅雨や冬でも洗濯物をしっかり乾かす効率の良い設備として、室内物干し場には除湿と換気をしっかりと計画することが重要です。
そこで湿気と換気の対策としておすすめしたいのは、除湿機能の付いたエアコンと換気機能を組み合わせる手法です。
除湿機を設置した場合は水が溜まった時の排水が手間となってしまいますが、除湿機能付きのエアコンであれば、ドレイン管から自動で排水してくれますので余計な手間がかかりません。
【電動物干し竿を設置した室内物干し場の計画例】
リビング・ダイニングの空間
リビング・ダイニングの天井を高くすると、高級感を演出することができます。
1階のLDKであれば吹き抜けの空間に、2Fなら天井を高くするなどして高級感と開放感を演出してみてはいかがでしょうか。
ただし、高気密高断熱の家にしないと、夏暑く冬寒い空間になってしまいますので注意が必要です。
必要な高気密高断熱の家の基準として「HEAT20」のG2グレード程度は最低限必須となります。
「HEAT20」とは国が定める基準よりも厳しい断熱の基準です。 また、「G2グレード」とは真冬の室温が13度を下回らない断熱性能の基準です。 現在の日本の住宅の断熱基準はHEAT20のG1グレードにも満たないというのが実情です。 こちらの記事では住宅の断熱性における「HEAT20」やグレードの基準について、詳しく紹介しています。 |
【その4】玄関のポイント|おしゃれでモダンな高級住宅
次に、おしゃれでモダンな高級住宅をつくるための玄関のポイントとして
- ・採光
- ・シュークローゼット
- ・土間と床の段差
こちらの3つの項目を紹介します。
採光
玄関の採光に関しては、「照明をつけなくても明るい玄関」を最低条件と考えてみてください。
明るい玄関では観葉植物を設置しても枯れることなくしっかりと育ってくれます。
観葉植物を玄関に置くと、家に足を一歩踏み入れた瞬間からモダンな空間を感じることができますし、空気清浄の効果もありますので風水的にも運気が上がりやすい家になります。
シュークローゼット
玄関には可能な限りシュークローゼットを設置するようにしましょう。
たくさんの靴を収納できることはもちろんですが、玄関まわりで使うものもスッキリと収納できますので、見た目も美しい玄関を保つことができます。
シュークローゼット内に換気扇をつけて排気をすると、玄関で嫌な匂いが発生しないのでおすすめです。
【玄関に大きな窓とシュークローゼットを計画した例】
土間と床の段差
おしゃれでモダンな家を目指すのであれば、玄関の土間と床の段差は10cmくらいまでにするのが望ましいです。
一般的な日本の家の土間と床の段差は20㎝くらいありますが、段差がありすぎるとモダンな家の印象から遠ざかってしまいます。
モダンデザインは、ヨーロッパから発信されたものですので、土足文化である西洋の家のような段差がない土間を目指すことがモダンな印象の家につながるという訳です。
段差を3cm程度にするなど限りなく差をなくしても良いのですが、砂や埃が室内に入りやすく不衛生になってしまいますので、その場合はこまめな掃除が必要となります。
サマリー:おしゃれでモダンな高級住宅にするための内装、外観、間取り、玄関のポイント
こちらの記事では、おしゃれでモダンな高級住宅にするためにまず理解すべき「モダン」の定義について紹介しました。
「モダン」の定義 |
現代的でシンプルかつ機能的であること |
そして、おしゃれでモダンな高級住宅にするための内装、外観、間取り、玄関のポイントをそれぞれ具体的に解説しました。
おしゃれでモダンな高級住宅にするためのポイント |
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内装 |
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外観 |
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間取り |
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玄関 |
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こちらの記事が、おしゃれでモダンな家を建てるための指針となれば幸いです。