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- ラグジュアリーな家:住宅の空間に非日常を演出する9つのポイント
「ラグジュアリーな家」に憧れるけれど、いまいちどうしたらいいのかピンとこない…そんなお悩みありませんか?。
「ラグジュアリーな家」を実現するためには、住宅の空間に非日常感を演出することが重要になります。
そのためには抑えておきたい、いくつかのポイントがあります。
この記事では、住宅の空間に非日常を演出するポイントを9つに絞って、それぞれ具体的に詳しく解説しています。
「ラグジュアリーな家」を実現するには、具体的にどのようにすればいいのか、ぜひ参考にして下さい。
Contents
ラグジュアリーとは:言葉の定義
まずはじめに、ラグジュアリーとは英語で「luxury」、日本語に訳すと
①豪華さ、ぜいたく
②ぜいたく品、高級品
③(普段では味わえない)快楽、ぜいたくな気分
という意味で一般的に使われます。
参照元:ジーニアス英和辞典
この記事では「ラグジュアリー」という言葉の定義を「高級、ぜいたく、豪華」として解説をしています。
ラグジュアリーな家:住宅の空間に非日常感を演出する9のポイント
それでは、住宅の空間に非日常感を演出する9つのポイント
- 1.玄関
- 2.リビング
- 3.ダイニング
- 4.キッチン
- 5.寝室
- 6.浴室
- 7.天井
- 8.階段
- 9.バルコニー&テラス
について、それぞれ解説します。
あなたの気になるポイントから、読んでみて下さいね。
【1】玄関
玄関といえば、やはり玄関扉がメインになります。
既製品で使うとしても最高級のものを選んだり、オーダーメイドで世界でたった1つの扉にすることで、特別感を演出できます。
また土間の素材には、石や高級感のあるタイルを使うことが必須になります。
ただし石の素材は、雨が降った後、濡れ色になり汚らしく見えてしまう可能性があるので採用には注意が必要です。
もし石を使用したい場合は、濡れた後の色合いもしっかり見て、汚らしく見えないかチェックしておくと良いでしょう。
【玄関ドアの幅が大きいと高級感を演出できます】
【2】リビング
リビングの天井の高さは、できるだけ高くとりましょう。
もしくは二段天井にするなど、天井に高低差をつけるのもおすすめです。
一般的には見られない天井デザインを組み合わせることで、豪華さを演出することができます。
照明計画においては、間接照明を取り入れながら、ペンダント照明など見た目の豪華さを演出させるものと組み合わせることが大切です。
テレビボードは壁面に組み込んだものを採用して、高級感を演出したいところです。
また暖炉やペレットストーブなど、直接火が見えるような空間構成も付け加えると、さらに高級感が増すでしょう。
【3】ダイニング
少人数から大人数までゲストを招いたとしても、ゆったりと楽しめるダイニングスペースを確保することがポイントです。
ダイニングチェアはオリジナルで作製したり、名作と呼ばれるチェアを配置することをおすすめします。
さらに、リビングとのデザインの統一感を出したい場合は、ペンダント照明のデザインを統一するなど、一体感のある空間構成にすることが重要です。
【4】キッチン
キッチンは、見せる部分と隠す部分との明確な区分けが、非常に重要になってきます。
特に家電製品は、バックヤードの家事室などに収納するなど、生活感を出さないレイアウトにすると良いでしょう。
また、生ごみなどの匂いがキッチンで漂わないように配慮することも大切です。
キッチン周りに勝手口をつけてゴミ置き場を確保することや、生ごみをストックする専用冷蔵庫などを設置するなど、匂い対策を徹底しましょう。
【高級感のあるキッチンの例】
【5】寝室
寝室はできるだけ物は少なくしつつも、ベッドヘッドはおしゃれなものを選び、部屋を印象付けるアイテムのひとつとしてこだわりたいところです。
部屋の一角に夫婦で少しお酒を楽しめるようなスペースを作ると、他の家族に気兼ねなく談笑ができ、ストレス解消にもつながります。
また、カーテンにも気を配りましょう。
暗幕効果のある遮光性の高いカーテンを選ぶことで、良質な睡眠が確保できます。
その上でデザイン性に富んだオーダーカーテンにすることが、ラグジュアリー感を出すために必須になります。
【6】浴室
坪庭や風景を眺められるような演出は、できるかぎりしましょう。
浴室の素材は、石やタイルを使ったオーダーメイドで作り上げることで、豪華さが増します。
オーバーヘッドシャワーを組み合わせることで、入浴したのと同じくらい体を温めることができます。
また柔らかな水滴で、リラックス効果を高めるものを取り入れるのも、おすすめです。
濾過器などを使って塩素除去をしたお湯を浴槽に使うことで、美肌効果も期待できます。
【窓から坪庭を眺められる浴室】
【7】天井
天井は全て一定の高さで作ると面白みが出ません。
ある箇所では天井を低く抑えながら、別のある箇所では天井が高くなる場所を作ることで、空間的豊かさを演出することができます。
照明計画では、間接照明などで天井一帯を照らすような計画にして、豊かな空間演出を取り入れましょう。
また純和風の和室を作る場合、格子天井や折り上げ天井は、ぜひ組み込みたいデザインです。
【8】階段
階段は、できるだけ緩やかな段差で構成させることが最低条件になります。
著者の経験上、可能であれば蹴上の高さを18㎝以下に抑えたいところです。
床の素材は無垢の板を使うなど、一点ものの雰囲気を醸し出す方法や、カーペットを使うとラグジュアリー感が演出しやすくおすすめです。
また、手すりは既製品を使わず、アイアンで作り上げるなど、一部にオリジナル要素を設けることで、特別感を演出できます。
【カーペットやアイアン手すりでラグジュアリー感を演出】
【9】バルコニー&テラス
バルコニーやテラスは、室内と一体化して使えるなど、部屋につながる半屋外スペースとして機能させたいところです。
大人数でバーベキューなどを楽しんだりする場所として、計画するのも良いでしょう。
さらには、露天風呂やジャグジーを設置することで、非日常空間を演出することができます。
サマリー:ラグジュアリーな家:住宅の空間に非日常を演出する9つのポイント
この記事では、「ラグジュアリーな家」を実現するために、住宅の空間に非日常を演出するポイントを9つに絞って、それぞれ具体的に詳しく解説しました。
ラグジュアリーな家:住宅の空間に非日常を演出する9つのポイント |
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【1】玄関 |
・扉は最高級の既製品、またはオーダーメイドの物を使用 ・土間の素材は石かタイルを使用 |
【2】リビング |
・天井は高くするか、高低差をつける ・照明は間接照明と見た目の豪華な照明とを組み合わせる ・テレビボードは壁面に組み込む ・暖炉やペレットストーブで空間構成する |
【3】ダイニング |
・ゲストも楽しめるダイニングスペースの確保 ・ダイニングチェアはこだわりの物を配置 ・リビングとの一体感を出す |
【4】キッチン |
・見せる部分と隠す部分を明確に分ける ・生ゴミの匂い対策の徹底 |
【5】寝室 |
・ベッドヘッドにこだわりを持つ ・夫婦で談笑できるスペースを作る ・遮光性の高いカーテンをオーダーメイドする |
【6】浴室 |
・坪庭や風景を眺められる演出 ・素材は石やタイルを使用 ・シャワーヘッドは高級で良いものを選ぶ ・濾過器を使って水質にもこだわりを持つ |
【7】天井 |
・高低差で空間的豊かさを演出 ・間接照明で天井一帯を照らす ・和室の場合、格子天井や折り上げ天井を組み込む |
【8】階段 |
・緩やかな段差にする ・床の素材は無垢の板やカーペットがおすすめ ・手すりにオリジナル感を出す |
【9】バルコニー&テラス |
・半屋外スペースとして機能させる ・露天風呂、ジャグジーを設置する |
この記事を参考にして、ぜひあなただけの「ラグジュアリーな家」を実現させて下さいね!