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Q&A)部屋はあなたの心の状況を現している 鏡だと言われたのですが・・・
2018.09.12
はじめに
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Q&A 家づくり110番
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一流人の思考
感情について
前回の
「一流の人が住環境でこだわっている
ところはどこですか?」
というご質問に対する答えは
いかがだったですか?
前回の答えは、ほんの一例でしたが、
住環境に対するこだわりや思いは、
一流の人であればあるほど強く
持っているのが印象的です。
では、今回のQAです。
◇今回のQA
部屋はあなたの心の状況を現している
鏡だと言われたのですが・・・
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(ご質問)
最近、部屋はあなたの鏡です、
あなたの心の反映ですという話を聞きました。
家づくりの話とは直接関係ないかもしれませんが、
どういった意味なのでしょうか?
(八納の答え)
例えば、忙しくて心に余裕がないときは、
部屋が散らかりやすく、時間が出来た時に
掃除をすると途端に気持ちが軽くなる、
というような経験をしたことはありませんか?
これは、部屋の状態と心が
リンクしていることを示しています。
基本的に、心が混乱している状態だと
散らかりやすいということでもあります。
では、部屋が散らかっている人は
すべて心が混乱しているのか?
それは一概に言えないでしょう。
例えば、アインシュタインや
スティーブジョブスなどの机の上などは
とっても散らかっていたという話があり、
実際にネットで画像を検索しても
そういった写真がたくさん出てきます。
ジャーナリストの田原総一郎さんの
机の上も見事に散らかっているようです。
しかし、彼のコメントの中に
「なるほど!」と思う部分がありました。
田原さんは、机の上のどのあたりに
何があるかを大枠把握しているというのです。
ということは、どこに何があるのか
分からないわけではなく、
机の上を使って分類していることが
分かります。
散らかっていることに対する
言い訳のようにも聞こえなくないですが(笑)、
本質的には、散らかっているのではなく、
散りばめているというほうがしっくりしそうです。
話を戻しましょう。
もし部屋が散らかっているように見えて、
どこに何があるか分かる場合は、
心は混乱していませんが、
どこに何があるか分からない場合は、
心が混乱した状態だと言えます。
では、リビングがこのような
状態だったらどうなのでしょうか?
散りばめている本人にとっては、
どこに何があるかしっくりしているかも
しれません。
しかし、家族からしてみると
単に散らかっているだけに見えてしまいます。
「あ!ここに置いていたのに無くなっている!!
いったいどこにやったんだ!もぁー!!!」
「何言っているの!散らかっているようにしか
見えないし、私にとっては不快よ」
このような会話を見聞きしたことは無いですか?
ここから分かることは、共有スペースでは
やはり散りばめるのはまずいということです。
個室の場合は、ある程度自由にさせてもらう、
しかし共有スペースではほかの家族のことを気遣う。
このバランスが大切です。
そういった意味でも、
リビングなどの共有スペースは、
「家族の状態を表す鏡」なのです。
ここは、また別の機会にお伝えしましょう。
八納啓創
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株式会社 G proportion アーキテクツ
代表取締役 八納 啓創(1級建築士)
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。