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こまめな人ほど損をしているエアコンの使い方 連続運転は本当に得なのか?
2019.07.30
はじめに
引き続き、エアコンの話です。
今回のタイトルは
「こまめな人ほど損をしているエアコンの使い方」
にしました。
人生において、こまめな人ほど人生は好転すると個人的には思いますが、
「エアコンに関してだけは、こまめだと損するという話」をお伝えします。
まず、お伝えしたいのは、今のエアコンで10年以上前のものを使っているご家庭は、頻繁に使うエアコンであればまず買い替えを検討してください。
なぜなら、光熱費が今のエアコンと全く違うからです。
消費電力で行くと、今のエアコンよりも3〜5倍ぐらい違っています。
あ、これは冷蔵庫も一緒です。
10年以上前の冷蔵庫を使っている人も省エネタイプの冷蔵庫に買い換えることをオススメします。
なぜそう言い切っているかというと光熱費の差額で、大体5〜8年くらいで元が取れるからです。
エアコンの場合は、それだけではありません。
なんと、今のエアコンであれば夏場は、24時間連続運転で冷房をかけている方が、こまめにエアコンをオンオフする家庭よりも光熱費が安く済むということがデータから実証されているからです。
車の燃費も高速道路と市街の場合大きく違いますよね。
あのイメージです。
最近、インターネットの情報などでも、そういった話を聞くようになったと思いますが、省エネエアコンを使っている場合は、その通りなのです。
最近熱中症で亡くなるお年寄りの方が増えていますが、身の回りでご年配の方がいましたら、ぜひこの事実を教えてあげてください。
そして特に電気代がきになる方はこの表をご覧ください。
暖房を年間使うエネルギーが22.9%なのに対して冷房はたったの2%です。その差10倍以上。
熱中症になるぐらい我慢する必要がないことをぜひ知ってください。
熱中症になるぐらい我慢する必要がないことをぜひ知ってください。
そして、エアコンを買い替える場合ですが、お店で売っている「6畳用」という表記を鵜呑みにしないでください。エアコンの畳数は、「無断熱の木造の家」を想定しています。
最近のマンションなら、半分以下のサイズのエアコンでも大丈夫です。20畳用ともなるとエアコンの値段が極端に高くなりますが、最近のマンションであればその半分の10畳用のエアコンでも十分に対応できます。そのことをわかっている家電量販店の定員はほとんどいませんので注意しましょう。
もちろん建物の断熱性能によって変わるところもありますので、マンション販売会社や売主側の施工会社、設計事務所に聞いてみるといいでしょう。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。