YANO'S BLOG
わが子の才能がぐんぐん伸びる家のヒミツ♪
2019.09.04 子供の住環境 発達障害

拙著「わが子を天才に育てる家」を出版して10年以上になりますが、その間、家の使い方でわが子の才能が伸びる場合とそうでない場合をたくさん観てきました。

わが子を天才に育てる家(PHP研究所)

まだまだ、本の情報が広がっていないと痛感する中、無料でプレゼントすることでその骨子を伝えようという思いになり、この度「わが子の才能がぐんぐん伸びる家のヒミツ♪」というタイトルで、冊子のプレゼントをはじめました。

【わが子の才能がぐんぐん伸びる家のヒミツ♪】

 

どんな内容が書いているかを今回は、前半の方を公開します。

はじめに

 こんにちは、1級建築士、建築家の八納啓創(やのうけいぞう)です。私は普段、一般家庭の住宅の設計をさせていただいています。

ここ数年では、いろいろなご縁が広がり、ベストセラー作家や経営者、開業医などの自邸などの設計もさせていただいています。

興味深いことに、各業界の一線で活躍している人のご家庭は、家に対する価値観や家の使い方が一般の方と違っています。

その中でも、子供の家の使い方に関しても大きく違います。昔から「商売人の子供は商売人」と言っているように、その家代々伝えていく教えというものがあります。

家の使い方でもそれがあります。

それに対して、一般のご家庭ほど、情報が混乱して家を使っているために、子供も混乱し、家をうまく使いこなせていないのが現状です。では、どうすればわが子がぐんぐん才能を開花させ、安心して大人になることができるのでしょうか?

 

例えば、下記のような悩みに対して、一線で活躍している人は一瞬で解決する視点を持っています。

 

(悩み)

中学二年生の息子が、TVを見てなかなか勉強してくれません。色々とルールを作るにも、言うことを聞いてくれません。どうすればいいでしょうか?

 

・・・・あなたならどう答えますか?

 

1.家の基本的機能を知らないと無意識の環境に支配される

いきなり怖いタイトルに見えるかも知れません。

「環境に無意識に支配されている?なんのこと?」と思うでしょう。

さて、先ほどの悩みに対する答え。

 

これまで、どんな解決方法があるかを聞いてきました。

 

「子供と話し合ってTVをみるルールを決める」

「勉強が終わってからTVをみる約束をする」

「TVを見たいだけ見させて、宿題ができなかったらようやく痛い目を見て理解できる」

「見たいだけみるといつか飽きるだろうからそれを待つ」

 

など、本当に多彩でクリエイティブな答えをたくさんいただきました。ありがとうございます。

 

私の答えは、

「3歳の子供の目の前に美味しそうなケーキを置いて、食べてはダメ!と言って止めることができますか?」

です。

 

ピンと来る人はくるでしょう。

 

もう少しわかりやすく伝えます。

「リビングは、多くの家庭で、TVを快適にみるために設計&レイアウトしていて、そこにいたらTVを見たくなるのが普通。それを抑える方が逆に難しい」

 

と言うことなのです。

 

直球の答えは、「リビングからTVをなくしましょう」「TVを簡単につけられないようにするために、TVをコンセントから抜いておきましょう」。

 

リビングは、それくらい無意識にTVを見てしまう環境設定になっているのです。

 

一線で活躍している人に同じように答えを求めると、同じような答えが返ってきます。

 

・・・これは偶然でしょうか?

 

いいえ、違います。

 

彼らは、普段から居る環境が自分にどう言う影響を与えるかを考えていて、常にやりたいことに集中できる環境設定を意識しているから分かるのです。

 

2.子供部屋の本来の機能は?

2018年1月に集英社の雑誌LEEから取材依頼がありました。

手前味噌なのですが「子供部屋大論争」と言うタイトルで、「1級建築士の人で子供の住環境のことを本にしているのは八納さんしかいないのですね。ぜひ1級建築士の立場で答えていただけませんか?」と言う依頼でした。

【雑誌「LEE」に掲載された時の表紙】

インタビュアーに、

「子供部屋のことを考えるには、子供部屋単体で取られると答えは見えてきません。まず家の機能全体を把握しないと、子供部屋の真実が見えないからです」と伝えました。

 

インタビュアーは、はじめ「?」と言う感じだったのですが、そのうち、みるみる目を輝かせながら、「八納さんの言う意味が話を伺いながら、なるほど!ようやく理解できましたよ。家や子供部屋の本来の使い方が分かると自ずと答えが見えてきますね!」と言いました。

では、子供部屋の本来の使い方とは一体なんなのでしょうか?

 

実は、日本の子供部屋。1950年以前は、日本にはありませんでした。

それが敗戦を機に、日本にアメリカ式の間取り(○LDK)が導入され、その後、日本にも子供部屋が普及・定着したのです。

 

しかし現在、本家本元のアメリカの子供部屋と日本の子供部屋の使い方で大きく違うところがあります。

 

それは、アメリカでは寝室として子供部屋を使っているのに対し、日本は勉強部屋として使っている点です。

 

欧米では、子供部屋に一人でこもって勉強させるなんて、アンビリーバボー!なのです。

 

そう、日本は世界で先駆けて、子供部屋を勉強部屋化させた初めての国だったのです。

 

 

・・・いかがだったでしょうか?

この後、

3.本家本元のアメリカの子供部屋の使い方とは?

4.機能を理解していないと、色々な矛盾が生じます

5.子供部屋以外の部屋の機能について

6.あなたの思いでなく、その子の資質を見てあげて下さい

7.自閉症スペクタラムという言葉を聞いたことがありますか?

8.ダイニングで勉強させる時の注意点

9.では、学習机はどうずればいいの?

Q&A集

と続きます。

多くの人に読んでいただきたい内容なので、この記事をシェアしていただけると嬉しいです。

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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。