YANO'S BLOG
いつも片付く家にする「家族のルール」とは?
2019.10.11 動画 幸せな家造り 基本の「き」 家づくり成功のツボ 片付け
家の収納に関して、ここ最近2回に分けて話をしてきました。
 
 
 
 
今回は3回目です。
なぜ、何回にも分けてお伝えしているか?というと、家づくりや家の使い方で、一番ストレスになるのが「整理整頓」や「片付け」だからです。
 

第1回目は、なぜものが溢れてしまうか?をお伝えし、第2回目は、どうやって罪悪感なしにものを手放すか?をお伝えしました。
 
第3回目は、片付けのルールづくりです。
 

なぜ、片付かないのか?

それは、家族の中で「片付ける」という定義がバラバラだからです。
 
例えば、普段座っているダイニングテーブルの席の周りに荷物をおいておきたいタイプの人がいます。それに対して、ダイニングテーブルの上はいつも綺麗にしておきたい人がパートナーだった場合どうなるでしょうか?
 
「また、こんなところに荷物を積み重ねて!邪魔でしょうがない!」
と言いながら、その荷物をがさっと他のところによけたりします。
 
そうすると「おい、あそこにおいてあった荷物どこにやった?」というふうになり、そのうち口論になったりします。
 
以前、別のコラムで「机の上が散らかっている人の中で、本当に散らかっている人と脳の中を棚卸してちりばめて配置している人がいる」という話をしたことがありますが、仮に荷物を散りばめるタイプであっても、「書斎の机の上はいいけど、ダイニングの上には、ちりばめないこと」など、共有部分でのルールづけをしっかりとしないと口論の元にしかなりません。
 

【自分の机の上に散りばめるのはまだいいが、共有部分でそれをやると家族がストレスになる】

 
では、どうすればいいのでしょうか?
 

やはり収納の基本は、「適材適所で使ってしまう」

 
個人の部屋は別として、家族共有スペースでは、この考え方をベースにまとめ上げるのがすっきりしながらストレスを軽減出来ます。
 
ここをまず共通認識で持ちましょう。
そして、次にすることは、「家族でどこに何をしまうか?を決めていくこと」です。
 
家族によってしまう場所がバラバラだと、どこに何があるか分からなくなってしまいます。
そこで、「テプラ」のような文字が印字できるテープで、それぞれの引き出しに「文房具」などと記載してラベリングします。
 
見た目はかっこよく無いですが、家族みんなが覚えるまでの我慢です。
1ヶ月もあれば覚えるでしょう。もちろんテプラを貼りっぱなしでも目立たないところは貼ったままでも構いません。
 
そのようにしまう場所を決めて、整理整頓をしていくと必ずどこにも納まらない「物」が出てきます。そういったものは一度「その他」と書いたダンボール箱に入れます。
 
そして1ヶ月経っても使わないものであれば、手放すということをやってみましょう。
 
家が片付かなくなる最大の理由は「キャパ以上にものが増える」です。
 
一定以上のものを増やさないように、使うものと使わないものを分類して、当分の間使わないもので不要なものは意識して、前回お伝えしたガレージセールなどを活用して、手放すことをやってみましょう。
 
この辺りの話を動画にもまとめましたので、興味がある方は動画でもご覧ください。
 

【動画をご覧になりたいともにたは、上記画像をクリック】

 
 
 

 
 
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。