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あなたの住まいがあなたの習慣に及ぼしている影響とは?
2019.11.26
動画 幸せな家造り 基本の「き」
家づくり成功のツボ
一流人の思考
普段住んでいるあなたの住まいが普段の生活に影響を及ぼしている可能性を考えたことはありますか?
あまり考えた事がある人は少ないでしょう。
なぜなら、その家そのものがあなたの普段の生活そのものになってしまっているからです。
だからこそ、住まいがどのようにあなたの生活に影響を及ぼしているかを把握しづらいのです。
例えば、「我が家は転勤族で、この借り上げ社宅も2年間だけだし」と思って生活している家族がいるとしましょう。
そうすると、この家族は
「この家」=「約2年間の仮住まい」
という意識に気がつかなくなってしまうのです。
感覚的に、「我が家」と「仮住まい」は、落ち着き具合が全く違います。
このことに気づかないまま、日々を過ごしていると、本来の我が家に対する落ち着き具合が分からなくなってしまうのです。
本来、もっと落ち着いた感覚で過ごせる可能性もあるのに、そのこと自体が盲点になってしまったのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
ここでオススメしている質問があります。
それは、
「なぜあなたはそこに住んでいるのですか」
です。
はい、あなたはなぜそこに住んでいるのでしょうか?
その答えを書き出してみてください。
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・
書き出せましたでしょうか?
どんな答えがあるでしょうか?
「深く考えた事がない」
「今はなんとなくここに住んでいる」
「帰って寝るだけの場所という感じかな。あまり考えていない」
という、漠然とした答えもあれば、
「会社から近いので利便性を考えて」
「緑が多くて気持ちのいい環境だから」
「子供の学区のことを考えて」
「親のそばがいいと判断して」
「自分たちの予算からするとこの場所が妥当だから」
というような答えが返って来ることもあるでしょう。
ちなみに、日本で家を手に入れる一番多い動機をご存知ですか?
それは「家賃を払うくらいだったら住宅ローンの方がマシ」というものです。
さて、なぜこの質問をしたのでしょうか?
それは、「この質問の答えが、あなたの普段の住み心地に影響を及ぼしているから」です。
ピンと来るでしょうか?
例えば、「家は帰って寝るだけの場所」という人にとって、家は「単に帰って寝るだけの場所」になるのです。
子供の学区のことを考えて選んだ人は、子供の学区として機能している事が一番になります。
日本で一番多い動機の場合は、家賃を払うよりマシな家になります。
・・・これらの答えを聞いて、ピンと来ますか?
そう、家の住み心地は、その動機以上でも以下でもなく、そのものを叶えているという事実です。
これはかなりビックリな事実だと思いますが、あなたはどう感じますか?
そして、少し応用して考えると、あなたがそこで働いている動機、あなたが付き合っている人たちへの動機も、その動機以上や以下でもない事が分かってきます。
少し話を広げすぎましたが、あなた自身が「選択して」手に入れた住まいは、あなたの動機を見事叶えているのです。
「でも、自分はパートナーがいるから仕方なく」
「親のことを考えるとこれしか選択肢がないので」
など、他に理由がありそうな動機もあるでしょう。
しかし、よく考えていただきたいのが、「それさえもあなたの選択している動機が叶えている」という事実です。
そして、家はその動機を見事に叶えるよう、普段の習慣にその感覚を呼び起こして習慣を形作っているのです。
ここのカラクリを把握することは重要です
なぜなら、多くの人がその動機を無意識の世界に閉じ込めてしまったために認知できないからです。
動画でもしゃべっていますが、私のところで「風水の鑑定をしてもらった吉相の家に引っ越したけど、その実感がない」という相談をした人がいました。
そこで私は「なぜ、そういう家を手に入れようとしたのですか?」と尋ねると、とある事業に失敗をして東京から地元に逃げるように帰って来たのがその根本にあった事が分かったのです。
逃げるように帰って来た人生を変えたい→それを風水の家でどうにか解消したい
と考えたわけです。
これは、
お金がない→風水でお金が入るようにしたい
というマインドと同じです。
ここで何が起こっているかというと
逃げて帰って来て人生を変えたい→自分は逃げて帰って来た人間である
という意識を強くさせてしまう結果を生み出しているのです。
「○○が欲しい!」というと、「○○がないという現実を作り出す」という話を聞いた事がないでしょうか?
私は、この話を上場一部の社長やそれ以外にも幸せに成功したクライアントなど、設計を通じていろいろな方から伺いました。少しスピリチュアルな感じがあるかも知れませんが、それは、実際にリアルに成功を掴み取って来た人がいうのですから、リアリティはあります。
何が言いたいか?というと、「今そこに住んでいる動機」がネガティブなものであれば、あなたの家があなたの習慣をネガティブな方向に引っ張っていく事実を知って欲しいということです。
いいも悪いも、住まいはその意図を増幅させます。
もう一度話を戻します。
「なぜあなたはその家に住んでいるのですか?」を出来るだけ棚卸ししてください。
そこに、潜んでいるネガティブな動機をまずは、見つけ出しましょう。
ぜひ時間をとって書き出して見てくださいね。
きっちりとこの後フォローしますのでご安心を。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。