YANO'S BLOG
どうして月曜日になると週末に学んだ意識が薄れていくのか?
2019.12.24 動画 幸せな家造り 基本の「き」 家づくり成功のツボ 環境引力
引き続き「環境引力」についてお伝えします。
なんどもお伝えしていますが、「環境引力」というのは私の造語で、環境が引き寄せる力のことを言っています。
 
さて今回の「どうして月曜日になると週末に学んだ意識が薄れていくのか?」ですが、動画も合わせてご覧ください。
 

 
動画では、自己啓発のセミナーを例にあげています。
例えば週末に「自分を変える」ためのセミナーなどに参加したとします。
 
その日は「これで変わるきっかけができた!」「絶対に変えていく!」という思いになり、懇親会などにも参加して大いに盛り上がります。
 
しかし、帰路について家にたどり着いた瞬間、その気持ちが少し冷めるのに気がつきます。
そして、お風呂に入り、眠りにつく頃には、「今回こそ変わるぞ!」という思いと、月曜日の仕事の段取りが頭をよぎりながら少し嫌な気分になって来ます。
 
月曜日の朝、「早く週末が来ればいいのに」という思いの中目覚め、慌ただしい中、仕事に出かけます。月曜日の仕事にトラブルが生じた場合は、一気に日常に引き戻されます。夜になって家に帰ると、ヘトヘトになり、前日の気持ちは半分以上薄らいだりしています。
 
火曜日、水曜日と時間が経つにつれて、「週末に学んだのがずっと昔のよう・・・」という気分になって来ます。そして週末。1週間たつと、「先週のセミナーはずいぶん過去の出来事だった」という感覚にまでなってしまいます。
 
あなたにも同じような経験はないでしょうか?
 
そして、これは「自分の意思が弱いからだ」と思い込んでいる人も多いかも知れません。
 
しかし、私はそうは思いません。
なぜなら、「元のあなたの人生の習慣パターン」が詰まっている環境が元の状態に戻そうとする力が働くからです。
 
その最たる環境が、住環境と職場環境。
この二大環境の引力はとてつもない力があります。
そしてこの二大環境と強く関係している家族関係と職場の人間関係も、あなたの人生を元どおりに戻そうとする作用が働きます。
 
環境引力の強さを実感していただいたでしょうか?
 
私は、普段家づくりの設計に関わっているので、「家を手にれることで環境を変える」タイミングで、接することが多いので、比較的多くの人が、新しいライフスタイルに移行するのを見てきました。
 
しかし、引越しでもしない限り、家の環境を変えることは難しいでしょう。
では、どうすればいいのか?
 
まず、時間をとって「何を不安に感じているのか?」を書き出すことをお勧めします。
週末に行った勉強会に関しても「何か今のままではいけない」という不安の気持ちから行動している部分もあることでしょう。
 
例えば
「今のままの人生の延長では嫌だ」
「気がつくとあっという間に年を取りそうで不安」
「社会が大きく変わった時に働いていけるのだろうか?」
など、思いがある場合は、それを書き出すのです。
 
そうすることで、自分が何を不安に思ってその行動をとっているかを把握することが出来ます。
ここはとても重要です。
 
なぜなら、どんな不安があるか把握しないままだと衝動的にそういった勉強会に参加してしまい、参加したことで不思議な安心感が出てその後行動に移さないままになりがちで、結局環境引力に引っ張り戻されるからです。
 
不安な気持ちの背景を把握すると「なぜこの勉強会を受けたのか?」が、自分の中でも明確になります。
そのことが、次のステップに移すための原動力になります。
 
続きは次回にお伝えしましょう。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。