YANO'S BLOG
これまでの環境引力から脱出するためのパワークェスチョン
2019.12.26 動画 幸せな家造り 基本の「き」 家づくり成功のツボ 一流人の思考 環境引力 人生に変容を起こす
前回は、環境引力に引き戻されないためにはじめにキャッチしなければいけない視点の話をしました。
繰り返しになりますが、人は衝動行為で行動をとってしまうことが多いです。
 
 

なぜ不安を紙に書き出すことが重要なのか?

 
その衝動行為の背景には、「不安」や「欲望」が潜んでいます。
 
不安を解消するための衝動で行動すると、その行動をとっただけで、なんとなく不安が解消された感じになってしまいます。そして、また不安が出てくれば衝動行為をとってしまい、不安→衝動行為→解消というパターンを繰り返してしまいます。
 
このパターンを解消するには、「どんなことが不安なのか?」を棚卸して明確にすることです。
 
例えば
「将来に対する不安がある」
「具体的には、今の仕事をそのまま続けるのか?」
「逆に、今の会社が無くならないのか?」
「今の仕事以外に転職する時に自分は通用するのだろうか?」
という感じで、具体的に棚卸するイメージです。
 
ここまで掘り下げていくと、
「今の仕事に依存しなくても自信を持って生きていく自分を見付け出したい」
という目標が見えてきたりします。
 
不安から、それを具体的に解消する目標に転換させるのがとても重要です。
 
なぜならこの段階になってから、例えば前回の例に出した「週末にセミナーに行く」という行為が、衝動行為から積み重なる行為に変わって行くからです。
 
 

その先はどうやっていけばいいのか?

 
それは、「本当に望んでいるライフスタイルを紙に書き出す」ということをやります。
 
このように伝えると「本当に望んでいること」というのが漠然として、思考がストップしてしまう人もいます。これは普段から考えたことがなければ仕方がないことです。
 
しかし、これまでの習慣を変えて、より充実したライフスタイルを描きたい場合は、そこで止まっていてはいけません。少し、頭に汗をかくでしょうが、次のことをやってください。
 
より具体的にニュアンスで聞きたい方は動画をまずご覧ください。
 

 
動画でもお伝えしていますが、本当に望んでいることは「現状の状況の延長上にある」と思っていると出て来ません。本当に望んでいることは、現状とは関係なく、出来る限り条件を外したところから見ていったほうが明確になります。
 
このようにいうと「条件を無しにして考えたら、絶対に叶いっこない」「非現実的で意味がない」という人も出てきます。
 
しかし、ライフスタイルを飛躍的に改善している人たちに共通しているのは、「制限を外したところから将来を考えている」点です。
 
例えばこのようにやっていきます。
 
Q1)神様があなたに自由な暮らしをしてもいいといったらどういう暮らしをしますか?
  
 1)住む場所は?
 2)どんな家?
 3)触れ合う人たちは?
 4)仕事は?
 
これらに時間をとって紙に書き出していきます。
 
それともう一つ、
 
Q2)30年後どのような暮らしをしていたいですか?
 
に答えましょう。
 
そしてそこから、逆算していきます。
 
30年後がこうなっているのなら、20年後は?10年後は?5年後は?3年後は?
 
そして1年後は?
 
このようにして1年の抱負を書き出していきます。
そうすると、現在の住環境や職場環境の環境引力に引っ張られても、大気圏から脱出できる可能性が高くなります。
 
ライフスタイルをデザインする場合、こういった可能性から導き出すことで望む方向に変化を与えることが可能になります。
 
ですが、「こんなのありっこない」「意味がない」「あり得ない」という思考と感情とは常に向き合うことになるでしょう。それでも「それでも少しは可能性があるかも・・・・!」と思っている人にはその可能性が大きくなります。時間をとって試してみてください。
 
 
 

 
 
 
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。