2020年 新型コロナで揺れる世の中ですが、家を建てるのは妥当なのでしょうか?どう考えればいいですか?
2020.03.18
家づくり成功のツボ
Q&A 家づくり110番
Q)新型コロナウィルスの蔓延など、2020年の経済や社会、会社がどうなるのか不安です。
こんな時に家を建てるのは妥当なのでしょうか?
A)よっぽど今じゃないといけないという以外は・・・
この3、4月は経済の動向をじっくり見てから判断したほうがいいでしょう。
この文章を書いているのは、2020年3月17日です。
今後の日本の状況がどうなるのか?
それは、他の先進国の状況を見ればある程度予測ができます。
イタリアやスペイン、フランス、ドイツ、アメリカもそうですが、都市間が移動できない「ロックダウン」というものが始まっています。
また、飲食店や劇場、映画館などが2週間閉鎖なども起こってきています。
これは私の完全な憶測ですが、日本の死亡者数が28名ですが、他の国とざっくり比較すると感染者数は3000人ぐらいはいるのでしょう。検査体制が海外とは違うのですが、死亡者数が今後、どんどん増え始めると、ロックダウンされる可能性が出て来ます。
その時期は、3月下旬、4月上旬あたりが一つのタイミングで、オリンピック開催の有無と連動しそうですが、それと合わせて、その状態が数ヶ月続いたとしたら、あなたの業界や会社がどの程度体力がありそうか?をみていきましょう。
比較的影響を受けにくい業界と直撃を受ける業界が出て来ます。
例えば、お土産で買う、うなぎパイは直販でメインが新幹線などのようで、売上が極端に下がったために、工場での操業を停止しているとのこと。このようにどこに波及するかをじっくりと眺めるのが重要でしょう。
逆に、ネット通販関係は家にいてネットを見る時間が増えていて売上もすごく上がっているようですので、そういった業界は、直撃を受けにくいでしょう。(もちろん扱うものによりますが)
もし、業界が直撃を受けそうであれば、この数年は様子見をすることが重要です。
直撃を受けなさそうなのであれば、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーや税理士に相談にのってもらって、どれくらいまでを家購入の予算にさけそうかを検討してみましょう。
それとは別に、中国で部品を作っているような住設機器が現在手に入らなくなって来ています。最近はトイレが手に入らなく、引き渡し時にトイレ無しという状況で、そこでトラブっているケースが増えています。
こうなると工務店の資金繰りも悪化し、あっという間に倒産してしまう会社も出てくる可能性が高いです。契約したのはいいけど、契約ご工務店が倒産してしまえば、元も子もありません。
こういう時代に生き残っていく工務店は、信頼関係を大切にしながらやって来ているところです。これまでの建主と信頼関係を築いて来ているか?などをリサーチしてみましょう。
2020年に家を建てるのなら、それくらいシビアになる必要があります。
そういう意味では、作り手である住宅業界自体にとって本当に厳しい1年になりますね。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。