YANO'S BLOG
弊社の設計の要になる4つの軸について
2019.06.20 弊社の建築に対する考え方 軸になる考え方
「私たちに、一体何が出来るだろうか?」

この20年の間に発生した阪神大震災、東日本大震災などを通じて日々感じていることです。
 
安心して住まえる家、これからの省エネ時代にしっかりと対応出来る人に優しい家、そして地球環境にも優しい施設造り。
 
そして弊社が根底に大切にしている
「人として最高の人生を送るために、最高に居心地のいい空間で過ごせる環境づくり」
 
これらを実現させることが私たちに出来る最善のことだと実感しています。
またこれらを具体的に実現するために、4つの柱を掲げました。
 
1.耐震性、耐久性に優れていること
  これまで取り組んできた耐震性の高い建築空間、そして200年先進モデルや長期優良住宅をベースにした耐久性の高い建築造り(木造で耐用年数100年を基準)を徹底します。
また2014年から取り組んでいる木造耐火構造技術を活かし、幼保園や福祉施設分野でも、建物の長寿命化を図ります。
 
【2018年全国で先駆けて実現した木造3階建耐火建築のこども園(広島県廿日市市)】
 
2.自然エネルギーを賢く活用すること
  これまでも取り組んできた半地下を活用した地熱利用、開口レイアウトによる太陽光の活用、雨水利用、ルーバーによる採光の調整をはじめ、随時取り組み中の太陽集熱による暖気の活用、ソーラー発電、ソーラー給湯、薪暖炉などを活用した温水活用、バイオマス(木チップ)を活用した暖房システムなど、より積極的に取り組みます。さらに当社独自のFENG-SHUI(風水)を用いて自然の磁場エネルギーを賢く活用することを探求します。
 
【2019年エコハウスアワード非住宅奨励賞と呉市美しいまちづくり建物賞を受賞した保育園(広島県呉市)】
 
3.最高の居心地に寄与する断熱性能など環境負荷の低い環境づくり
  夏涼しく、冬暖かい空間づくりは快適性につながる大切な要素。その根本に繋がる「断熱性能」「気密性能」の高い環境づくりを意図します。またこれまで実践してきた熱損失係数Q値平均1.4W/m2K(Ua値で0.4)、C値=0.5cm2/m2以下を徹底し、出来る限りQ値が1に近づく性能の高い建築空間づくりを目指します。
 
 
【2018年エコハウスアワード特別賞(意匠賞)を受賞した住宅(広島県広島市)】
 
4.当社の根底にある「最高に居心地のいい建築環境をつくる」を探求し続けます
  空間が人に及ぼす心理、そこを使う人間関係の心理、そしてそこを総合的に活かすFENG-SHUIや家相や省エネエコハウスなど、これまで100棟以上の家造りや一般建築を通じて、最高に居心地のいい建築空間づくりを探求し、実際の設計活動を行ってきました。上記の3つの柱と合わせてより大切に取り組んでいきます。
 
【ベストセラー作家本田健氏の八ヶ岳研修センターの改修後風景】
 
【家を手に入れたことでビジネスや家族も一気に好転した自宅事例】
 
 
実現していきたいのは、性能や機能の先にある世界です。
 
世界高水準の省エネ、耐震性能などを兼ね備えながら、その建物が資産性に富み、そして人にとって健康的に暮らせ快適で、地球環境にも優しい。
 
住まいなら、毎日家を使いこなす奥様の立場を徹底的に考え抜いた家事動線計画や奥様のストレス改善につながる家事室などの空間演出、子供の才能を自然と引き出すインテリアや空間構成、じっくりとした家族団欒ができるリビングダイニング、クリエイティブに物事を考えることができる書斎など、人にとって充実したライフスタイルをエンジョイできる空間づくりだけでも多岐に渡ります。
 
例えば、幼保園なら、足腰が冷えず園児を始め働き手の先生達も快適に過ごせれる屋内環境。子供の手が触れるところが天然素材でできている屋内空間。園の経営方針に合わせた外観デザインや空間構成など多岐に渡ります。
 
4つの柱のスキルを活用しながら、これらのことを具合的に形にしていくのが私たちの作っていきたい世界です。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。