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メンテナンスフリー素材に対する大きな誤解
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耐久性に関しては構造も重要ですが、それ以外にも押さえておきたいポイントがいくつかあります。
今回から数回にわたりそれをお伝えしましょう。
今回はその1「メンテナンスフリーで気をつけたいこと」です。
その1.メンテナンスフリーで気をつけたいこと
よく、
「メンテナンスフリーのものにしたい」
「メンテナンスが不要な材料を選びたい」
という要望が家造りをする際に出てきます。
メンテナンスが不要で長持ちすれば!という思いでこの要望が出てきているのですが、ここで気をつけないといけないことがあります。
それはメンテナンスフリーのものというのは基本的にメンテナンスが出来ないものが多いということです。
例えば、複合フローリング(表面に木を貼った合板タイプ)はメンテナンスがあまり要らないと思われています。
ただ、20年ぐらいたつと、窓際から表面の板が剥がれてきたりします。目にしたことがある方もいると思います。このフローリングの場合は補修は効かなく、上からさらに新しくフローリングを重ね張りするか、撤去して新たに張り直すかをしないといけません。
この事実を聞いてびっくりする方もいるかも知れません。
ここでポイントなのは、メンテナンスがあまり要らないものというものは「最終的に使い捨てになる」ということです。壁に使うビニルクロスや洗面所に使うクッションフロアーなどもそれらにあたります。
逆に、メンテナンスが必要な材料というのは「メンテナンスをしていくとずっと使いこなせるもの」である場合が多いです。
例えば、無垢のフローリングはメンテナンスが必要な材料の代表的なものです。例えば20年ぐらいたつと表面がボコボコになったりしますが、そのタイミングで表面を削ってあげると新品同様になります。
耐久性に関しては「メンテナンスフリーかどうか?」ではなく、「メンテナンスが出来るかどうか?」がポイントになることを押さえておきましょう。
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この記事の著者
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八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。