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ルーバーによる光のコントロール〜サスティナブルデザイン〜
2019.07.12
弊社の建築に対する考え方
再生可能エネルギー(自然エネルギー)の活用
再生可能エネルギー(自然エネルギー)として莫大なエネルギーを持っている太陽。
この太陽の熱や光をどれだけ有効に活用できるかは、21世紀の建築デザインにおいては最重要課題です。
太陽の日射量コントロールには、ドイツなどでは「外付けブラインド」などがよく使われます。しかし、日本では雨風に対する耐久性やコストがかなり高いためなかなか普及していません。
私のところでは、ブラインドではなく、「ルーバー」をデザインとして活用しています。
木製ルーバーを使う事が多いのですが、写真のようなイメージです。そして、このルーバーは可動出来るようにしています。
季節によってルーバーの角度を変えることで太陽光をコントロールします。こういった考え方のことを建築では「サスティナブルデザイン(持続性可能なデザイン)」といいます。
一般的な部分では、「庇」もサスティナブルデザインです。これまで何度か紹介していますが、南側の庇は夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り入れるための庇の長さというものがあります。
それ以外にも南面や東西面に落葉樹を植えるのも一つです。
なぜなら、夏の間に葉が茂って太陽光を遮り、冬は葉が散ることで太陽光を取り入れることが可能になるからです。
パッシブデザインのその先に、サスティナブルデザインを組み合わせることで、デザイン性の富んだ建築が出来上がります。
常にそういうデザインを追求して行きたいですね。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。