YANO'S BLOG
非常事態宣言以降のライフスタイル 2つの提案
2020.04.08 人生に変容を起こす
2020年4月初旬にこの記事を書いていますが、東京を中心に7都道府県で非常事態宣言が発令されました。
自粛ムードの中、最低1か月はこの流れが続きます。
 
飲食店などは休業、または廃業、テイクアウトに切り替えるなど、試行錯誤をしていますが、本当に大変な状況です。
 
比較的、新型コロナウィルスの影響を受けてない業界の人もいることでしょう。
しかし、確実に経済が鈍化し、今後の流れは、1918年にパンデミックになったスペイン風邪のその後の流れから見ても厳しいものが繰り返されることが予想されます。
 
また、それに合わせて2025年ごろに台頭してくるAI。
 
私は、家づくりを通じてライフスタイルを研究し続けてきた専門家でもあるので、今後のライフスタイルに関しては、大きく2つの視点で考える必要があると考えます。
 
その2つとは
 ・2,3年をしのぐサバイバルモード
 ・2025年AI台頭に向けてのライフシフト
です。
 
新型コロナウィルスは収束するのか?
私はその分野の専門ではないですが、薬が流通して、さらに1人から感染する人数が2以内に納まれば、少し落ちつくでしょう。
しかし、他のインフルエンザと同じく、毎年繰り返したりする可能性があります。
 
その度に、人の不安をどこまで引き出すか?
 
今は、パンデミックでかつ、パニックになっていますが、年を重ねるにつれて、冷静さは戻ってきます。
ただ、悩ましいのはこの感染力。
 
来年のオリンピックも、選手が海外から来てくれるのか?非常に微妙なところです。
そう考えると、日本の経済も従来の業種の低迷は数年以上続くでしょう。
場合によっては、業種が絶滅する可能性があります。
 
繰り返しますが、それに合わせてAIの台頭。
ここを、ネガティブにとらえるのではなく、怖いけども、そこを活かす視点を身に着けたライフシフトが必要です。
 
では、具体的にどういう視点でそれぞれのライフスタイルのモードをとらえればいいかをお伝えします。
 

1.サバイバルモードの考え方

  2020年4月現在においては、まず夏までの生活費と食料を確保することが重要です。
 
  今回の非常事態宣言で、収束していく流れになればそれに越したことはないですが、場合によっては5月に入って、より厳しいロックダウンに似た形に移行する可能性もあります。
 
これは不安を煽って言っているのではなく、あくまでも可能性から対策をしておく必要があるという話です。
 
インターネットなどを活用したり、宅配サービスを活用したりして、食料品関係で備蓄できるものは備蓄していきましょう。あくまでも、少しづつ蓄えていくことが重要です。
 
 それと生活費関係で、不安がある人は、両親や友人など頼れる人に頼りましょう。ここは、恥ずかしいなどと言っている場面ではなく、サバイバルとして生き残りをかけた挑戦だと思ってやってみましょう。
 
 ビジネスをやっている人はすでに取り組んでいるかもしれませんが、現状のままで万が一、1年以上続いた時の最悪シナリオから考えた事業調整は、選択肢として考えるのは必須です。難しい業態もあるとは思いますが、サバイバルモードで切り抜けることが急務です。
 
 私自身も、建築の分野で考えると、ある部分は「店じまい」を早々にして、別の方法を試す必要があると考え、すでにアイデアをいろいろと試しています。ともに、一緒に抜けていきましょう。
 
 

2.2025年AI台頭に向けてのライフシフト

 
  一概にライフシフトといっても、簡単なものではありません。ここに関しては、別の記事でもお伝えしていますので、合わせてご覧ください。
 
 ここでお伝えしたいのは、「AI台頭」で、なくなる仕事は何か?を本気で考えることです。
 
 今回の経済不況などで、世界でもドイツ銀行をはじめ、銀行業自体が危うくなってきています。特に銀行業はAI化が進み、窓口業務などは無くなっていきます。
 
 公務員の窓口業務も同じです。ただ、公務員の場合は、国の政策によるので、どういう影響を受けるかは分かりません。
 
 自動運転などによってドライバーが不要になったり、学校も今回の新型コロナウィルスで、オンラインスクール化していけば、学校の先生の数はそこまで必要無くなったり、人気の先生だけが生き残るようになる可能性も高いです。
 
 住宅業界でも、建売の家などに関しては、AIがすべて設計まで行える時代は目の前まで来ています。そう考えると、どの業界にもAIが入り込むことは間違いありません。
 
ここの部分に関しては、落合陽一さんとホリエモンの共著「10年後の仕事図鑑」がとても参考になります。
 
 家を作るときには、バックボーンになるライフスタイルをどのように考えるか?がこれまでの時代以上に重要になってきます。
 
 これからは、設計士が役割を担うのかどうかありますが、ライフスタイルデザイナー的な役割が重要になりますね。
 
 

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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。