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なぜ、納戸や物置が開かずの間になってしまうのか?
2019.10.04
動画 幸せな家造り 基本の「き」
片付け
日本人は他の先進国の中でも、人一倍「物」が多いと言われています。
そして、片付け下手、掃除下手の人が多く、そういった人はいつも家の中で物が溢れかえっています。
なぜ、そのような状況になってしまったのでしょうか?
一番の原因は、「子供の頃に掃除と整理整頓の仕方を学んでこなかったこと」が挙げられます。
以前のコラムでもお伝えしましたが、子供部屋が掃除や整理整頓の仕方を学ぶ場所なのにも関わらず、日本の常識としてそのような知識がなかったために、親が掃除をしてしまったり、場合によっては誰も掃除せずゴミだめのような部屋に暮らすなど、掃除と整理整頓の能力を磨くを機会がないまま育ってしまったケースが多いのです。
特に整理整頓能力を磨く機会がなかった人は多いのではないでしょうか?
その象徴が、開かずの間になってしまった納戸や物置の状態です。
整理整頓の方法を身につけていないまま、納戸を使うと、多くの場合は、奥から物を詰め込んでいきます。
そして足の踏み場もないほど、奥から詰め込んでいってしまうので、そのうち奥のものを取り出すことができない状況になり、「開かずの間」になってしまうのです。
例えば、納戸に関しては、
・必ず通路を確保する
・棚の奥にしまい込まず、必ず通路から目に触れる状態にする
・積み重ねすぎて取り出しにくしない
などが重要なポイントです。
それ以上に大切なポイント
それは、「1箇所にしまい込まない」という意識です。
というのも整理整頓の要は「使うことを前提に適材適所にしまう」ことだからです。
例えば、文房具などをしまう引き出しがあったとします。
この引き出しは、例えばダイニングのそばにあるからこそ、すぐに使ってしまうことが出来ます。
離れた場所にこの引き出しがあっても機能しません。
一つ一つはとてもシンプルなことなのですが、
・「適材適所」に収納できる場所があるか?
・すぐに出して使って、しまえるか?
を意識して、家の中を見渡してみてください。
親が率先して整理整頓をすると、わが子もそれをみて身につけるようになっていきます。
わが子の整理整頓能力を高める意味でも、家族みんなで取り組んでみましょう。
動画でもその辺りの話をしています。ニュアンスを聞きたい方はこちらからどうぞ。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。