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どうすれば、罪悪感なく物を手放すことが出来るか?
2019.10.09
動画 幸せな家造り 基本の「き」
片付け
「日本人は、先進国の中でも特に物を持っている」という話を何度かしていますが、それはなぜでしょうか?
一つは、どんどん物を買ってしまうということと、もう一つは物を手放せないという事が同時に起こっているからです。
どんどん物を買ってしまうことも自生する事がとても重要ですし、それ以上に物を手放す方法を身につけることも重要です。
では、どうすればいいのでしょうか?
世の中の情報は大半は「買ってもらうために」流れている
これは、非難している訳でも何でもなく、当然のことなのですが、多くの人はそうとは知らず、物をどんどん買ってしまいます。ある意味、それで世の中が成り立ってしまっているのが、行き過ぎなのですが、物を買う衝動にかられた時は、一度そのタイミングで物を買うのをやめるといいでしょう。
例えば、iPhone11が最近出ましたが、販売当日や数日以内に買いたくなる人もいることでしょう。しかし、それを1ヶ月程度待ってみて、それでも必要だと感じるかどうか?を冷静にキャッチしてみましょう。
また、バーゲンなどで着る見込みの無い服を買ってしまう人も要注意です。
タンスの中で着ない服や着たことがない服があるかを思い出してみましょう。
もしタンスの中にそういう服があるようだったらそのことをまず認識しましょう。
そして、バーゲンで買う時にも、本当に着ない服は買わないよう自制できるかを意識してみましょう。
なぜ物を手放すことが出来ないのか?
戦後の物質的な豊かさを求めてきた日本人の中には「もったいない」精神が強い人が多く、なかなか物を捨てることが出来ません。
それだけではなく、物を手放すことへの「罪悪感」を感じている人も多くいます。
また、日本の独特の文化で結婚式などの引き出物に、結婚した夫婦の名前が刻まれた食器などがプレゼントされる場合があり、使う場面がない場合は、押し入れにしまい込むしか出来ないと感じている人もいることでしょう。
なぜ、罪悪感が出るか?
それは、もらった人に捨てたら申し訳ない、という感情が湧き出し、それが罪悪感になるからです。
「捨てる=罪悪感」 なのです。
罪悪感が湧き出さないようにするためには?
実際に私も初め、多くのクライアントに実践してもらった荷物を減らす方法ですが、それは「人にもらってもらう」というやり方です。
具体的には家の前に「ただいま荷物整理中につき欲しいものがあったら持って行ってください」という張り紙をつけた段ボールを家の前においておきます。
そうすると、週末などには朝出しておいたら昼くらいまでに綺麗になくなります。
私は自邸を建てた12年前にこの方法で、荷物の1/3を減らしました。この方法をガレージセールと言います。
例えば引き出物でいただいたものも、「だれかにもらってもらえるのなら」ということで手放せる人も出てくるでしょう。
罪悪感=捨てる であって、もらってもらうは、罪悪感になりにくいのです。
それ以外の方法
ガレージセールをするのに世間体を気にする人もいるでしょう。
そう言った場合は、フリーマーケットに出してみたり、中古のものを引き取ってくれる業者に引き渡したり、SNSを使って「テーブルが欲しい人は、取りに来てくれたら譲ります」というような形で、活用するのもいいでしょう。
ポイントは、一定量以上にものを増やさない努力です。
一定以上の場所からものが溢れた場合は、「その他」などの箱を準備して、定期的にガレージセールをするのも一つでしょう。
あなたにとって、罪悪感を感じない「物を手放す」方法は?
ぜひ考えてみてください。
動画でもその辺りをお伝えしていますので合わせてご覧ください。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。