初めて家を手に入れるのなら、どんな家を手に入れた方がいいのか?
2018.08.13
家づくり成功のツボ
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狭小住宅
最近は、心の部分にフォーカスしてきた
話をしてきましたが、今回からは、
もう少し建築的な話をやっていきます。
今回の話は、
初めて家を手に入れるのならどういった
家を手に入れたほうがいいのか?
という内容をお伝えします。
まず、賃貸にするのか持ち家にするのかで
変わってきます。
今回は、賃貸ではなく、持ち家を手にれる
ことを考えているケースで話を進めます。
初めて家を手に入れる時、
何を考えればいいのでしょうか?
まずは、これまでの何度も
お伝えしていますが
「どんなライフスタイルを
実現させたいか?」
が一番大切です。
その実現に向かって、
家の素材やデザイン性
居心地を合わせて作っていきます。
その次に大切なのが、
「家の資産性を高く保つこと」
です。
例えば、比較的街中で立地のいい家。
この家は、購入した時よりも場合に
よっては高く売れることがあります。
特にマンションの場合は、
そういう物件もちらほらありますので、
購入時少し高くても値崩れしないエリアや
物件を選ぶことは重要です。
マンションは新築で買うことは
おすすめしていません。
狙うなら、築5年ぐらいの浅築と
呼ばれる物件です。
なぜなら、車の新車と同じで、
新築の家には、いろいろな経費が
上乗せされた価格になっていて
新古車と同じく、浅築の家も
程度がいい状態で値段だけが
2〜3割下がるケースがあるからです。
いろいろな経費というのはちなみに、
・広告代
・モデルルーム代
・カタログなど資料代
・営業マンの人件費
などが入っています。
新築ではこれらの経費が上乗せされて
いますが、浅築は純粋に不動産としての
価値の金額になりますので、その分
金額が下がるのです。
日本人は、新しい物好きなので、
「新築じゃないと価値がない」
と思う傾向があります。
実際、不動産的な価値がない物件は
15〜20年で不動産的価値が
ほぼ無くなるケースも多いので、
そのように捉えてしまいがちです。
しかし、不動産価値のある物件は、
新築だから価値があるというわけでは
ありません。
この違いは知っておいて方がいいですね。
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。