YANO'S BLOG
新しい好きは損をする!?住まいにおける常識
2018.08.14 家づくり成功のツボ メルマガバックナンバー 資産 狭小住宅 お金 一流人の思考
前回、日本人は新しい物好きだという
話をしました。
 
しかし、最近は服などでも古着屋が
繁盛するなど、若者を中心にその価値観も
変わりつつあります。
 
ただ、住宅を購入するとなると
未だに「新築を購入するのが一番いい」
と思っている風潮があります。
 
前回もお伝えしましたが、
日本の家で不動産価値がないものは
10数年で、家自体の価値がなくなって
しまう傾向があるので、そう思って
しまうのも仕方がないことです。
 
しかし、不動産価値がある物件に
関しては全く違います。
 
ここで、多くの人の概念がガラっと
変わるカナダの不動産についての
話をしたいと思います。 
 
カナダが日本と大きく違うところが
あります。それは不動産の相続税が
かからないという部分です。
 
ですから、一概に比較できない部分も
もちろんありますが、それでもカナダの
不動産に対する考え方を知っておいて
損ではないでしょう。
 
カナダでは、家を手に入れたら何世代も
家を受け継いで、子孫が資産を蓄えて
繁栄して行くことを意識しています。
 
そして、家は年数が経てば経つほど
価値が出る。
 
イギリスやアメリカもそうですが、
築年数が経った家ほど、
「信頼できる家」として価値が
出るのです。
 
そしてカナダでは、新築から5年間は
自分たちが住まず、あえて人に賃貸で
貸し出すようなことをします。
 
「え!一番新築で美味しい時期なのに
なぜ人に貸すの??」
 
多くの日本人はそう思うでしょう。
 
しかし彼らは違います。
 
「新築で不具合が出たところを
じっくり修繕しながら、いい状態に
5年かけて持って行こう」
 
そのように考えるのです。
 
不具合を生じながら暮らす方が
ストレスを抱えるという
発想なのです。
 
驚きませんか?
 
これくらい、資産に対する価値観が
違えば、扱い方もガラッと変わるの
です。
 
そして、日本においても資産価値の
高い家はそういうものです。
 
流石に日本の場合は築50年以上となると
値上がりして行く可能性は少ないですが、
 
築浅の5〜10年ぐらいの家の場合は、
20年後には、今と同等以上の価値を
生み出すかも知れません。
 
そうすると、将来の資産形成もとても
やりやすくなります。
 
初めの家を手に入れる場合は、
この視点を外さずに手に入れたいものです。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。