YANO'S BLOG
Q&A)どうしても夫に遠慮してしまいます・・・
2018.09.13 家づくり成功のツボ Q&A 家づくり110番 メルマガバックナンバー パートナーシップ
前回の
「部屋はあなたの心の状況を現している
鏡だと言われたのですが・・・」
というご質問に対する答えは
いかがだったですか?
 
私にとっても興味深いテーマなのですが、
心の内面と住まいの状態ってリンクして
いるものなのです。
 
その辺りは、また色々な形でメルマガに
取り上げたいと思いますので、
お楽しにしていてくださいね。
 
では、今回のQAです。
 
今回は家づくりにおけるご質問ですが
基本的に夫婦における「遠慮」がテーマ。
どなたにとっても気づきのある内容
だと思います。
 
◇今回のQA 
どうしても夫に遠慮してしまいます・・・
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(ご質問)
現在家づくりを進めていますが、
どうしても夫に気兼ねして、
自分の要望を伝えることが出来ません。
上手く伝える方法があれば教えてください
 
 
(八納の回答)
まず、知っていただきたいのは
「多くの女性が本音の部分を
気兼ねして言えない」ので、
あなた特有の悩みだというわけではない
ことを知っておいてください。
 
なぜかというと、
そういったケースの場合の多くが、
専業主婦かパートタイマーなどをしていて
「主人の稼ぎで生計を建てている」
と感じて、気兼ねしているからです。
 
以前、リフォームのご相談をいただいたとき、
「子供たちの部屋を区切るための方法を
教えてほしい」ということで伺ったのです、
お子様を見るとまだ3歳と生まれたての
赤ちゃんでした。
 
「子供部屋を仕切ったりするのは、
当分先ですね・・・。
 
ところで今すぐに困っていることなどは
ないのですか?」
 
と話を振ってみたところ、
チラッっとキッチンを見るのです。
 
「キッチンでお困りなことがあるのですか?」
と尋ねると、
 
「そこまでではないですが・・・」
と言われながら、暗くて、独立型キッチンのため
子供を見ながら料理が出来ない、
二人立つ場所がないなどいろいろな思いが
出てきました。
 
「では、キッチンのリフォームを
されたらいいのではないですか?」
と尋ねると、
 
「でも、主人のお金を使って、
キッチンのリフォームって
わがままじゃないですか?」
と言われたのです。
 
この時は、平日だったのでご主人がおらず、
後日、改めてご夫婦がいるところに伺いました。
 
「ご主人、子供の部屋の関係は
まだ先でいいと思うのですが、
キッチンが独立型なので子育てしながら
料理は結構大変そうですね。
 
奥様も、遠慮されていますがキッチンを
リフォームされると部屋も広くなり、
明るくなりますし、子供を見ながらの
料理も楽しくなるかもしれませんが
どうでしょうか?」
と伝えたところ、
 
「それで、妻や子供が楽しくなって
くれるのなら、安いものです」
とご主人。
 
一瞬にしてその場が明るく
楽しい雰囲気になりました。
 
ここでお伝えした話は特別なわけではなく、
遠慮して言えないケースの一例です。
 
家づくりで怖いのは、遠慮して言わずにいて、
完成間際になってから
「本当は、私、こう思っていたの・・・」
と切り出されることです。
 
完成間際で言われると、これまで順調に
進んでいたと思っていた家づくりが
一変してしまいます。
 
そうならないためにも、
遠慮せずに思ったことを伝えることは
とても重要です。
 
遠慮しそうになったら、
上記の内容を思い出して、
後悔しないためにも言ってみましょう。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。