YANO'S BLOG
Q&A)ダイニングテーブルで勉強するメリット&デメリットは?
2018.09.20 子供の住環境 Q&A 家づくり110番 メルマガバックナンバー 子育て
最近Q&Aにお答えするコーナーを
続けていますがいかがでしょうか?
 
できる限り、多くの人に当てはまりそうな
項目を抽出しながら、質問にお答えして
いるつもります。
 
今回は、お子さんやお孫さんがいる方
には必見です。
 
子供の勉強環境に関しての内容です。
 
 
◇今回のQA 
ダイニングテーブルで勉強させるメリット&
デメリットは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ご質問)
最近、雑誌やTVなどを見ると、
ダイニングテーブルで勉強させるといいと
聞きました。
 
メリットデメリットが
あったら教えてください。
 
 
(八納の答え)
以前、コラムでも総括的にまとめたことも
ありますが、改めてお伝えすると、
ケースバイケースです。
 
家の使い方によりますね。
 
なぜならとても本質的な部分で
「なぜダイニングテーブルで勉強させるのが
いいか?」の答えを知り、
そのうえで判断する必要があるからです。
 
では、
なぜダイニングテーブルで
勉強するのがいいのか?
 
その答えは、
 
 1.常に親がそばにいる場所の象徴だから
 
 2.騒がしい場所でも集中できる力を身に
   つけることが出来るから
 
 3.親とコミュニケーションをとりながら
   取り組めるから
 
などを挙げることが出来ます。
 
1つ目の答えですが、
これは心理学者、脳学者、心理カウンセラーなどの
専門家に伺ったことです。
 
人は基本的に、安心出来る場所で能力を
発揮するようで子どもにとってそれは親のそば。
 
夕方ごろ、多くの親が夕ご飯などを作るのに
台所に立ちますから、そのそばの象徴が
「ダイニングテーブル」なのです。
 
ですから、ご家庭によって親が普段いる
場所のそばが子供の勉強する場所に最適だ
ということが分かります。
 
2つ目の答えは、
「少々うるさくても自分の取り組むことに
集中できる習慣を身につける」ことが
どんな環境でも周りに振り回されない
精神性を身につけるのに最適だからです。
 
3つ目の答え。
「今日どんな勉強をしたの?
お母さんにも教えて!」と子供に投げかけます。
 
それを楽しそうに母親が聞きます。
 
そうすると、子どもは学校で
「家に帰ったらどうやってお母さんに
教えてあげようか?」と思いながら
授業を受け始めます。
 
これは「人に教える前提で話を聞く」
スタイルにつながります。
 
大人になると、常に誰かに伝えるために
物事を学びます。
 
その流れを子供のころに身につけることが
可能になるのが3のポイントです。
 
あなたのご家庭にとって1~3が
当てはまる場所はどこでしょうか?
 
そこから、考えると子供がのびのびと
集中しながら物事に取り組めるようになります。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。