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家の中は危険がいっぱい??
2018.06.16
メルマガバックナンバー
健康
引き続き、「住まいと健康」について
話をしたいと思います。
前回の熱中症の話はびっくりしません
でしたか?
熱中症以外にもいろいろあります。
例えば、家の中で転倒してなくなる
人の人数をご存知ですか?
答えは、約3000人。
現在交通事故で亡くなる人の人数が大体
4000人なので、それに迫る人数です。
お風呂などで溺死する人は、約5000人。
このように見ると、家の中は危険だらけ
なのです。
そして、これらは「住まいと健康」という
視点で見ると防ぐことが出来ることも
たくさんあります。
一番有効な方法が「家の高断熱・高気密化」
です。
夏の熱中症にしても冬のヒートショックに
しても、家の中が夏暑すぎて、冬が寒すぎる
から起こるのです。
また高断熱・高気密化をはかり適正な
加湿をすると、冬場は季節性インフルエンザ
にかからなくなります。
実際に私が設計した広島県安芸郡府中町の
りゅうせん幼稚園では、例年月50人ぐらい
インフルエンザにかかっていたところ、
しっかり加湿を施したら5人に激変した
という実績もあるくらいです。
家がしっかりしていても、学校や幼保園で
インフルエンザをもらってくることを
考えると、こういう設計をすぐにでも
取り組むべきだと私は思います。
またリフォームでも断熱改修というものが
可能です。費用はかかりますが、熱中症や
ヒートショックを防ぐことが可能です。
不健康になる家に住むと医療費も
かさみます。
特に高齢者の医療費が日本の財政を圧迫
しているのですから、高齢者が健康に
住まえる家にすることに国から補助を
出した方がよっぽどいいのではない
でしょうか。
八納啓創
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先日、広島で設計者や施工者仲間とで
運営している「レモンの家の会」にて
本を出版しました。
「ココロもカラダも健康にくらす
広島の住まい手帖」
私の設計した家や、健康に暮らすための
ノウハウも盛りだくさんです。
瀬戸内や太平洋側で暮らしている
人には必見!
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。