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家を活用した血圧を下げるもっとも効果的な方法
2018.06.19
メルマガバックナンバー
健康
前回は健康寿命を延ばすための秘訣を
お伝えしました。
今回は、住環境をどう活用すれば、
健康寿命が伸びるか?という話を
します。
ここで一番に抑えておきたいのは
やはり室温です。
特に冬の室温は、起床時の血圧にも
大きく影響しています。
例えば、室温が10度の時と20度の場合。
びっくりすることに気温の低い方が、
血圧が約10程高くなることが検証結果で
分かっています。
高血圧で悩んでいる人も多いですが、
冬の室温を20度にするだけで10下がる。
これは血圧を下げる薬が5〜8程度なのに
対して、それ以上の効果があるのです。
これも驚きな事実です。
「そうは言っても冬の寝室の室温を20度に
保っている家って本当にあるの?」
多くの日本人がそう思うでしょう。
しかし、他の先進国をみると、欧米では
寝室の室温を20〜24度に保っています。
日本のマンションが大体15〜20度。
そして、日本の戸建住宅が、5〜13度。
他の先進国から見たら
「日本の寝室は寒すぎる」
と、思うのも当然だということが
ここから分かります。
以前にも言いましたが、不健康になる家で
医療費をかけるよりも、血圧が下がり、
ヒートショックや熱中症、そして季節性
インフルエンザにかかりにくい家にする
ために国から補助が出た方が、結果
医療費の総額も下がることでしょう。
個人的にも、住環境に投資した方が
持ち出しが少なくなるので、断熱などの
改修を行うことはおすすめです。
また、家における夏の熱中症の話も
以前しましたが、合わせて暑さを
我慢して家で過ごさないように
してみましょう。
八納啓創
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運営している「レモンの家の会」にて
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瀬戸内や太平洋側で暮らしている
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。