YANO'S BLOG
散らかっている部屋に住むのが普通になってしまうプロセス
2018.11.27 家づくり成功のツボ メルマガバックナンバー 片付け
前回のメルマガはご覧になりましたか?
 
なぜ部屋が散らかるのか?
 
「普段の心に余裕があるかどうか」
にかかっていることが
分かっていただけたでしょう。
 
今回は「心に連動してなぜ部屋が
散らかってしまうか?の理由」を
5つのステージの、3〜5を
お伝えしましょう。
 
ステージ3 
習慣化してしまうと変えるのが
難しくなり抜け出せなくなるから
 
「部屋が片付いていたのは
いつのころだっただかしら?」
と思い出せないくらいな状態になってくると、
部屋が散らかった状態は、
完全に習慣化してしまっています。
 
そうなると、
逆に少し心に余裕が出始めても、
「散らかっている部屋=自分の部屋」
という習慣を変えるだけの気力には
つながりません。
 
また、そういった部屋で過ごしていると、
気力がみなぎって元気になることは
難しくなってしまうため、
 
よっぽどのことがない限り奮起して、
部屋を片付けようという気に
なれなくなってしまうのです。
 
 
ステージ4 
セルフイメージを下げ、きれいな部屋に
ふさわしくないという感覚になるから
 
はじめは片付いていた部屋に
住んでいたはずなのに、
心に余裕がなくなり、
いつも間にか散らかり、
それが習慣化してしまうと、
 
「いくら片付けようと思っても
それが出来ない自分」
 
「こんな自分には片付いた部屋は
ふさわしくない」
 
セルフイメージまで
下げてしまう結果になってしまいます。
 
そして、
セルフイメージ=自分の人格=自分の性格
というふうに固定化されていくのです。
 
 
ステージ5 
最終的に「こんな自分じゃだめだ」
とダメ出しして、自己憐憫状態にはいるから
 
部屋の片づけに対して
セルフイメージが極端に
下がってしまった人は
 
「自分はこんな程度だ」
 
とあきらめの境地に入ったり、
 
「なんて自分はダメなんだ」
 
と自分バッシングをはじめ、
自己憐憫状態(自分はかわいそうだな~、
だめだな~と感じ続ける精神状態)
に入ってしまいます。
 
こうなると、片付けの専門家に
片付けてもらったりしても、
必ずリバウンドしてしまいます。
 
TV番組などでゴミ屋敷を
掃除しても必ずもとに戻ってしまうのは、
この心の状態が作用するからです。
 
・・・・・・・
いかがだったでしょうか?
ステージが深くなればなるほど、
改善するのが難しくなります。
 
部屋が散らかっている人は
自分がどのステージにいるかを
まず捉えてみましょう。
 
次回に続きます。
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。