ヒートショックで亡くなる方が2万人を超えました・・・
2018.12.10
省エネ(エコハウス)
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健康
先日、建築関係の講演会で、聞いたのですが
家の中の「ヒートショック」で亡くなる方が
2017年時点で、2万人を超えたようです。
これまでは、1.7万人という数字が固定化
されていましたが、それが2万人に増えた
ようです。
ヒートショックというのは、
家の中で温度差がある場合に、
血圧の上下動による心筋梗塞や脳梗塞を
引き起こす現象です。
昔の家はどの部屋も寒かったので
起こりにくかったのですが、
最近は、リビングだけ暖かく
脱衣場や浴室が5度ぐらいで、
その温度差などで、ヒートショックを
起こしてしまうケースが増えています。
「日本の家は寒すぎる」
以前にもお伝えしましたが
アラスカに住んでいる人が
そのように言っている広告が
ありましたがその通りです。
北海道在住の方も
「東京の家はなぜこんなに寒いの!」
というくらい、日本の家は寒いのです。
この事実を知らない人が多く、
この情報をどんどん発信している
つもりですが、
2万人を超えてしまったというのは、
焼け石に水のうような気がして
今回は少し不毛な気持ちに焼かれています。
交通事故死亡者数は、年々減り
現在は4千人を切りました。
家の中のヒートショックで亡くなっている
人の人数は、交通事故の5倍です。
安心、安全であるための住まいが
とても危険な場所になってしまっている
という事実。
ヒートショックは、60歳以上の方で
温度差が20度以上ある場合に
起こる可能性が高いです。
例えば冬の布団の中の温度は28度。
トイレが8度ぐらいで温度差は20度
あります。
トイレでヒートショックになる人も
結構います。
そう考えると上着を一枚羽織って
トイレに行くだけでも、
ヒートショックを防ぐことが出来ます。
できれば、今回の情報を
シェアして、ヒートショックになるかたを
一人でも減らすことに協力をお願いします。
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。