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週末コラム マルチタスクが苦手な方へ
2019.03.10
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週末コラム
週末コラムです。
今回は、シングルタスクとマルチタスクの
話をしたいと思います。
シングルタスクというのは、
一つのことをこなして行く行為で
マルチタスクというのは、
同時並行でいくつかのことをこなして行く
行為です。
なぜ、この話をしているかというと、
世の中の多くの人が、
マルチタスクを苦手としていて、
仕事などでマルチタスクに取り組むことに
四苦八苦している現状が見て
思うことがあるからです。
実は、建築という仕事は
ものすごくマルチタスクな職業です。
いくつもの仕事が同時並行して
動きつつ、一つの仕事の中でも
同時に考えなければならないことが
たくさんあるからです。
しかし、建築を志している若者や
クリエイター気質の人は、
シングルタスク思考をしています。
そして、建築のマルチタスクさに
びっくりして、業界を離れる人が
多くいるのです。
私自身も、典型的なシングルタスク思考
でした。
なので、仕事をやり始めた頃は
混乱して、なかなかうまくできませんでした。
でも、「大好きな建築に負けたくない」
という一心で踏みとどまってきたのです。
そのことは、その当時勤めていた
会社も分かっていて、
同時に3つぐらいの仕事以上を
やらなくてもいい体勢を作って
くれていました。
しかし、20歳代後半となってくれば
そんな訳にはいきません。
5つ、6つと同時にプロジェクトに
関わるようになっていきました。
もう限界です。
その時に、たくさんの本を読んで
マルチタスクをこなす方法というものを
模索しました。
そしてその時にたどり着いたのが
ノート術でした。
フランクリンプランナーという
システム手帳を使ったもので、
マルチタスクをこなすために
使い始め、初めは大変でしたが、
それを使いこなすようになって
徐々に成果が出始めました。
特に、ノート術を身につけると
「ノートに書きさえすれば
頭の中から忘れてしまってもいい」
という感じで、ストレスを減らすことが
できたのが大きかったですね。
それと、オススメは
「紙の手帳を使ってまずは
ペンで予定をかく」
ことです。
最近はスマホが普及していて
全てデジタル化が可能です。
私も今では、
全てスマホで管理していますが、
それは手書きでノートを書き続けた
経験があるからです。
手帳の使い方がわかると
本当に人生が変わると思います。
マルチタスクで悩んでいる人が
いましたら、
「人生は手帳で変わる」
という本を読んでみてください。
初めは、実践するのが難しく
感じるかも知れませんが、
半年ぐらい、頑張って使うと
使い方に慣れてきて、
飛躍的に仕事の質が上がります。
私は、設計事務所の所員だった時、
最後は12個ぐらいのプロジェクトを
同時に動かしていました。
それが今の設計事務所の
社長業としてもこなせるようになった
大きな一因だと思います。
マルチタスク。
必要な人は、ぜひ本気で
取り組んでみてくださいね!
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。