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Q&A シロアリの点検はどれくらいのペースですればいいですか?
2019.06.22
Q&A 家づくり110番
メンテナンス
Q)八納さんのブログを見て、木造住宅においてシロアリの点検がとても重要だと分かりました。
そこで聞いて見たいのですが、どれくらいのペースで点検すればいいですか?
A)先日ブログで「木造は構造的に弱いのか?」について書きましたが、その時に
「木造はシロアリにやられると構造的に危険な状態になる」と答えました。
そうなると気になりますよね。
ちょうどそのことを動画でも答えていますので、まずはこちらをご覧ください。
通常、新築の家の場合は、防蟻処理という家の基礎周りの木にシロアリが嫌いな
薬剤を注入&塗布して5年間ぐらいはその効き目を持たせることで5年保証にしているものが多いです。
ですので、新築から5年経ったらまず点検する必要があります。
だいたい5年経つと施工した会社がお知らせに来ます。
ただ、5年以内でもシロアリにやられているようなケースは直ぐに対処が必要ですし、
新築後5年以上経っていて、その後何も点検していない場合は、早急に点検することをお勧めします。
中古物件を買ったり、買って住んでいる人でシロアリの点検をやっていない場合も早急に点検しましょう。
では、どういったところに依頼するのがいいか?というと、
上記の動画でもお伝えしていますが、ホウ酸処理をしてくれる会社がおすすめです。
最後に、ホウ酸処理にもデメリットがあります。
それは水にあたると溶けてしまい効果がなくなるという点。
雨にかからない木部であることが必須です。
そして、ホウ酸処理も万能ではなく、先頭をいくシロアリがホウ酸を食べながら死に
そのしかばねを超えて次のシロアリがホウ酸を食べてその先に行くという行動もとります。
もし蟻道(シロアリが食べて進んだ道)が見つかる場合は、別途対策が必要です。
特にその場合は、家の近くにシロアリの巣がある可能性が高いので、その調査をして、
シロアリの巣の退治も含めて検討することが重要です。
ここから先はケースバイケースなので、専門家に相談してみましょう。
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。